■ホンダラグレイトみたいなおしゃれなL型ミニバン
ド派手なフロントマスクのアルファード&ヴェルファイアが席捲する大型ミニバン市場だが、かつて日本にもスタイリッシュなLサイズミニバンが存在した。それがホンダのラグレイトだ。
北米仕様のオデッセイを日本に導入したものだが、全長5105mm×全幅1935mm×全高1740mmとアメリカンなラージサイズ。なんと現行型アル/ヴェルよりもデカい。ただ全高が抑えられ、セダンに近い操安性を誇った。
同じ逆輸入ミニバンとして日産クエストがあったが、あちらは左ハンドルに対して、ラグレイトは、きちんと右ハンドルとなっていたのも魅力であった。
またスタイルもオデッセイの上級仕様プレステージとも異なるシックで上品なものである点もウリであった。
ただ3ナンバー化の進みだした日本でも、本格Lサイズミニバンのニーズは低く、国内生産の大型ミニバン「エリシオン」と置き換えられてしまう。日本向けにカスタムされた大陸系ミニバンが失われてしまったことは残念。
昨今のミニバンは、ワンボックスとのクロスオーバーといえ、オデッセイのような正統派ミニバンは希少となってしまった。もちろん、現行型オデッセイが進化し、そのニーズもカバーしている。
ただラグレイトのように気軽に乗れるアメリカンサイズのミニバンは、アル/ヴェル一択の現状に新たな息吹をもたらすのではないだろうか。
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■三菱パジェロジュニアみたいなちょうどいいクロカン
SUVブームに沸く昨今、コンパクトなSUVも様々な選択肢が誕生した。しかしながら本格的な走行性能を備えた「クロカン」と呼べるものはほとんどなく、ジムニーシエラが最後の砦となっている。
RVブームからSUVへ移行した90年代半ば以降は、クロカンを得意とする三菱もパジェロ兄弟を拡大させ、本格クロカンの走りをより小さな車で味わえるようにしていた。可愛いキャラの末っ子、パジェロミニをベースにしたコンパクトクロカン「パジェロジュニア」もその頃生まれた。
基本はパジェロミニと共有するが、トレッド幅の拡大、タイヤのサイズアップなど再チューニングを行い、パジェロミニよりも理想的な走りを実現していた。
確かに日常使いを考えると昨今のクロスオーバーがベターだろう。ただジムニーシエラやパジェロジュニアのように、小さくて岩などももろともせず、小傷は勲章と思えるほど、オフロードをガンガン行けるクルマとなると限られる。
SUVブームといえど、クロカンと呼べるものが少ないのが現実なのだ。今は、ジムニー兄弟のみが頼みの綱。三菱さん、それでよいのでしょうか???
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■日産キューブキュービックみたいな可愛い3列シート車
ハイト系コンパクトカーとして一世を風靡したキューブ。登場以来、愛らしい個性的なスタイルからマーチのお株を奪うなど、ミレニアル世代の筆者には、なじみ深い一台だ。
そんなキューブの2代目には、大胆にも3列シートを押し込んだ「キューブ3(キューブキュービック)」というミニマムな7シーターが存在した。
もちろん、キューブのままではなく、ホイールベースを170mmストレッチ。リヤドアを拡大することで乗降性も向上。それでもシエンタよりもずっと全長が短く、3900mmしかないため、コンパクトカーらしい運転のしやすさを備えていた。ただ小さなミニバンを目指したわけではないので、3列シートはエマージェンシー要素が強かったのも確かだ。
しかしながら、ミニバンぽさを出さずに7人乗りを実現させたアイディアは脱帽もの。1世代で終わりとなったのは寂しいかぎりである。
コンパクトカーはニーズの高いカテゴリーながら、少々キャラクターが被り気味な面もある。このサイズでも、日本車らしいアイディアを再び炸裂させて欲しい。
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