日本と世界で順位逆転!! マツダ 世界で売れてる車 ベスト5

 今やほとんどの日本車メーカーが海外で車を売る時代。それだけに世界で売れている日本車は、日本での売れ筋モデルとはまた違った顔ぶれになるメーカーが多い。トヨタの世界販売ナンバー1車は“日本仕様とは別物の”カローラだし、ホンダで最も売れているのはシビック。トヨタ、日産、ホンダには日本未発売モデルも多い。

 一方、日本と海外で販売ラインアップがほぼ同じメーカーといえばスバルとマツダだ。スバルの全世界販売トップ車はフォレスター、ではマツダの世界で最も売れている車は?

文:ベストカーWeb編集部/写真:MAZDA、編集部


意外な健闘も!! マツダ日本販売 1~5位は?

 今回調査したのは、マツダ車における世界販売台数の上位5台。2017年4月~2018年3月期のデータをマツダ広報部に問い合わせた。

 その世界販売のトップ5を見ていく前に、まずは同じ2017年度の日本におけるマツダ車の販売上位5台を見ていこう。

■マツダ 2017年度 年間販売台数【日本】
1位:デミオ/5万30台
2位:CX-5/3万8163台(※2017年2月発売)
3位:アクセラ/2万3127台
4位:CX-3/1万5391台
5位:CX-8/1万3119台(※2017年12月発売)

 堂々トップは、コンパクトカーのデミオが記録した5万30台で、1ヶ月あたりの平均台数に換算すると4169台。今年で5年目を迎えモデル末期にさしかかるなか、堅調な売り上げをマークしている。

 続く2位から5位までの顔ぶれは、4台中3台がSUVと近年の人気を反映する結果に。2017年発売の新型CX-5が3万8163台を売り上げたほか、3列シート・7人乗りのCX-8も、3か月足らずの販売期間で1万台超を販売。ビアンテ、プレマシーなどミニバンが生産中止になるなか、唯一の3列シート車となったことも手伝ってかCX-8が大健闘!

 トップ5全体を見渡すと、デミオ、CX-3などのコンパクトモデルとCX-5を筆頭とするSUVに人気が集中している。しかし、世界販売のトップ5は、そんな日本での順位と“逆転”した顔ぶれとなっていた!

トップ2は40万台越え!! マツダ世界販売 1~2位 

■1位:マツダ CX-5/44万5050台

CX-5。

 堂々のトップは、日本では2位となったCX-5。スバルの世界販売首位もフォレスターだったように、世界的には日本以上のSUV旋風が吹き荒れているといえそうだ。

 44万5050台は、月平均に換算すると3万7921台。マツダによれば販売上位地域は北米・欧州・中国とのことで、欧米問わず人気を得たことが首位を獲得できた大きな要因となっている。

■2位:マツダ 3(日本名:アクセラ)/44万2173台

Mazda 3

 続いて世界販売2位となったのは、日本ではアクセラの名で販売されるマツダ3。デミオ1位、アクセラ3位という日本販売の順位と比べると対照的。

 欧州はフォルクスワーゲン ゴルフに代表されるように、ハッチバックの中心はCセグメントサイズで、アクセラもこのサイズだからか? と思いきや、意外な事実が判明!

 なんとマツダ3/アクセラの販売地域を上位順に並べると、中国・北米・欧州という順番なのだとか。

 いずれにしても、デミオ級コンパクトモデルの需要がより大きい日本の販売事情とは対照的な結果となった。

日本のトップ車は何位? マツダ世界販売 3~5位

■3位:マツダ CX-3/15万9716台

CX-3

 トップ2のCX-5とアクセラはともに40万台超だったが、3位から台数の規模が大きく変化。ベスト3、最後の1台はSUVのCX-3で15万9716台を販売。月平均に換算すると1万310台ほどとなる。

 CX-3は、日本販売でも4位にランクイン。日本ではベース車のデミオがより上位なのに対し、世界的には、そのデミオをSUV化したCX-3のほうが「売れている」。

 CX-3の販売地域は上位順に、欧州・北米・豪州の順。北米で売れているCX-5、中国で売れているアクセラ、欧州で売れているCX-3と、上位3台はそれぞれ最も得意な市場が違うのも面白いポイントだ。

■4位:マツダ 2(日本名:デミオ)/15万6443台

mazda2

 “日本で最も売れてるマツダ車”のデミオ(海外名:マツダ2)がここで登場。3位のCX-3とは3273台差という僅差。マツダによれば、販売地域上位は日本・中国・タイの順で、日本の販売も大きく貢献。

 マツダ2/デミオの全世界販売台数に対して、日本の販売台数は実に32%を占める。まさに、“日本で最も支持され、かつ世界で売れてるマツダ車”と言えるだろう。

■5位:マツダ 6(日本名:アテンザ)/15万1629台

mazda6

 3位のCX-3、4位のデミオと同じく15万台超で5位に入ったのは、なんとアテンザ。日本市場の感覚からすると、売れ筋コンパクトのデミオとラージセダン&ワゴンのアテンザが、ほぼ同程度の販売台数とは驚きの結果。

 ちなみに、アテンザは日本市場で2017年度計4522台を販売。日本ではデミオの10分の1以下の販売台数ながら、世界では大健闘!

 販売地域上位は中国・北米・欧州という順で、比較的大柄な車も許容される地域で売れていることがよくわかる。

◆  ◆  ◆

 やはり、日本と世界では売れ筋の傾向が違う。最近、「日本車は日本のユーザーを見ていない」と言われている。

 しかし、デミオのように日本での販売が世界の3分の1以上を占める車もあれば、CX-5のように日本と海外で、ともに売れている車もある。

 “日本のユーザーに支持され、世界でも売れる日本車”を作ることは、決して不可能ではないはず。マツダに限らず、そんな車の更なる登場に期待したい。

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