■クラウンの中古車市場。狙い目は3.5ハイブリッド車!?
現在、現行型クラウンの中古車の流通台数は約1010台で、平均価格は約401.4万円となっている。
3カ月前の2021年11月当時は、流通台数約1,200台、平均価格約410万円だったので、流通台数は減少しているものの値落ち傾向となっている。
現在の中古車の価格帯は約255万~約830万円。年式による流通台数の分布はデビューイヤーの2018年式が約540台と半数を占め、2019年式は約325台。
2020年式は約111台と半減が続き、2021年式は約34台そして2022年式は約4台と年を重ねるごとに流通台数が激減している。やはりマイナーチェンジを行うなどのカンフル剤が必要と言える。
現行型クラウンの中古車のグレード構成を見ると、2Lターボ搭載車は全体的に少なめで探しにくい。最も多いのが2.5ハイブリッドRSアドバンス2WDの約300台。価格帯は約300万~約704万円。
続いて2.5ハイブリッドS Cパッケージ2WDの約130台。中古車の価格帯は約275万~約398万円。
第3位も2.5ハイブリッドを搭載した2.5RS 2WDの約111台で、価格帯は約288万~約519万円。
第4位になって、ようやく別のパワートレインが登場した。約85台流通している3.5ハイブリッドG-エグゼクティブ。価格帯は約295万~約632万円。そして第5位も3.5ハイブリッドRSアドバンスの約62台で、価格帯は約330万~約830万円となっている。
クラウンに限らず、税金の高い大排気量エンジン搭載車は新車時価格が高いものの、中古車になると敬遠されがちなので、豪華装備でも相場は下がりやすい。
したがって、現行型クラウンの中古車を狙うのであれば、3.5ハイブリッド車が狙い目だ。
もし税金面が、というのであれば、2.5ハイブリッドのRSもしくはRSアドバンスを外すのがベターだ。
流通台数の多いS Cパッケージでも割安感は大きいので、人気グレードを外すと期待以上の買い物ができるはず。
そして少し気が早い話だが、もし、現行型クラウンが最後のセダンとなった場合、中古車相場は上がるのかどうかだが、ひと足早く絶版車となったマークXの中古車相場を見ても、ピンポイントでGRMNやGRスポーツといったモデルは高額となっているが、全体的には値落ち傾向。
これを踏まえると、MT車の設定がない現行型クラウンがFRセダンとはいえ、プレミアム相場になることは非常に考えにくい。
もし値上がり傾向となるとすれば、中古車の流通台数が少ない2Lターボエンジン搭載車だけは可能性はある。
もし、マイナーチェンジを行い2Lターボ車にMTを搭載したGRMNなどが登場したら、プレミアム価格は必至と言えるだろう。
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