マツダを救うか? 一気に最先端へ! 新型CX-60に搭載される新技術5つの進化

コーナリングの安心感が増すKPCも搭載!!

 CX-60の走行制御の目玉は、「KPC(キネマティック・ポスチャー・コントロール)」です。コーナリング中に発生する後内輪のリフトを制御して、旋回安定性を図るシステムで、昨年末にロードスターで初めて採用されました。

 具体的には、左右後輪の回転差から旋回状態を検知して、一定以上の横Gで旋回している場合は、後輪左右の車輪回転差に応じて後内輪にわずかに制動力を発生させます。これにより車体全体を引き下げ、ロールを抑えて旋回姿勢を安定させる仕組みです。

 通常の運転ではKPCが利くことはありませんが、ハードな走行になればなるほど、KPCによって車体の浮き上がりが抑えられ、クルマが地面に吸い付くように安定することから、運転に自信がない人でも、安心してコーナリングが楽しめます。

正しいドラポジに自動的に導く、ドライバー・パーソナライズシステム

 また、ドライバーが常に正しい姿勢で安全に運転を楽しめるよう、3つの機能を持つドライバー・パーソナライズシステムも装備されます。

・オートドライビングポジション
 ドライバーモニタリング用カメラで、ドライバーの目の位置を検知して、ドライビングポジションを最適な位置に自動調整

・自動設定復元
 顔認証でドライバーを判別(最大6人)し、ドライビングポジションやエアコン、オーディオなどドライバーごとの250以上の個人設定を記憶し、ドライバーが変わったときに自動で復元

・乗降支援機能
 乗降時にドライバーの邪魔にならないように、ハンドルやシートを移動させて乗降性を向上

 ドライバーが変わったことを、車載カメラを使って認識し、クルマが自動でパーソナルカスタマイズするなんて、試してみたくなる装備です。

コックピットも新技術満載。ドライバー・パーソナライズシステムの他にも、マツダコネクトの12.3インチのセンターディスプレイ、フル液晶メーター、大型ヘッドディスプレイ、パノラマサンルーフなどを装備
コックピットも新技術満載。ドライバー・パーソナライズシステムの他にも、マツダコネクトの12.3インチのセンターディスプレイ、フル液晶メーター、大型ヘッドディスプレイ、パノラマサンルーフなどを装備

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 PHEV、FRプラットフォーム、直列6気筒エンジン、48Vマイルドハイブリッドと、BMWやメルセデス・ベンツに近いマツダのパワートレイン戦略が、今回のCX-60において興味深いところ。欧州の香りがする新技術満載のCX-60、登場が楽しみです。

【画像ギャラリー】マツダ渾身の新型SUV、CX-60を写真で詳しく!!(19枚)画像ギャラリー

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