ダイハツOEM車販売好調でトヨタディーラーマンはホクホク!? メーカー違いの新車にお客さんは混乱しないのか?

■販売利益はヤリスシリーズと同等? 納期も短くトヨタ販売を支える柱の2台

ダイハツ ロッキーとトヨタ ライズ。小型車づくりのノウハウを多く持つダイハツの生産ラインで組み立てられている
ダイハツ ロッキーとトヨタ ライズ。小型車づくりのノウハウを多く持つダイハツの生産ラインで組み立てられている

 新車納期が長引くトヨタラインナップの中で、ルーミーは1~2か月程度、ライズでも3~4か月程度で工場出荷されている。納期が半年から1年を超えているトヨタ車は多く、ルーミー・ライズの納期の短さは、トヨタ販売店の利益を支える原動力だ。

 ライズ・ルーミーは、トヨタではなくダイハツの生産ラインを使用し組み立てられている。小型車づくりのノウハウは、ダイハツの方が多く持ち合わせており、安心して生産を任せられる体制だ。

 そして、ダイハツ生産だからといって、ディーラーマージン(販売利益)が極端に少ないというわけでもないのが、さらに良いところ。

 その収益は、同価格帯のヤリスやヤリスクロスなどと、大差ない。販売から早期の登録ができ、利益も十分なライズ・ルーミーは、今のトヨタディーラーを下支えする強固な土台となった。

 それぞれの長所を生かしながら、規模を拡大していくトヨタとダイハツのOEM関係。販売現場やユーザーにもしっかりと浸透し、OEMや共同開発という点を気にしなくてもいい程度まで馴染んでいる。

 今後は、さらに浸透を深めるため、機能や技術の名称などを統一できれば、なおいいだろう。今後もトヨタ・ダイハツ連合の勢いは加速し続けていくはずだ。

【画像ギャラリー】小型車のノウハウと広い流通網を補い合ってウィン・ウィン!! トヨタの中で存在感を発揮するダイハツOEM車(9枚)画像ギャラリー

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