シエンタが大進化!! 3列目にテコ入れあり? 新型情報ここまでわかった

シエンタが大進化!! 3列目にテコ入れあり? 新型情報ここまでわかった

 2022年はミニバンの当たり年になるだろう。1月のノア・ヴォクシー登場を皮切りに、5月にはステップワゴン、そしてセレナのフルモデルチェンジも噂されている。

 こうしたミドルサイズミニバンに負けず劣らず、コンパクトサイズのミニバン市場も、動きを見せ始めた。シエンタとフリードが二大巨頭となる中、先陣を切るのはシエンタとなりそうだ。

 もうすぐ登場するシエンタの最新情報をお伝えする。

文/佐々木 亘、写真/TOYOTA

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■新型は原点回帰か? 現行シエンタが抱える問題

2003年登場のトヨタ シエンタ。初代は事情によりラインナップから姿を消した時期もあったが、2015年に登場した写真の2代目も人気だった
2003年登場のトヨタ シエンタ。初代は事情によりラインナップから姿を消した時期もあったが、2015年に登場した写真の2代目も人気だった

 シエンタの初代モデルは2003年に登場した。無駄のない四角いボディデザインが、全長わずか4,100mmのボディサイズで、車名の通り7人乗りを実現している。

 シエンタはスペイン語の7(シエテ)と英語のエンターテイン(楽しませるの意)を組み合わせで命名された。

 ライバルであるフリードが、2列目をキャプテンシートにした6人乗り仕様を出し、人気を集めていく中で、シエンタは「7」にこだわった。2列目のベンチシートは譲らず、2×3×2の7人乗りを、初代も現行型も維持し続ける。

 現行型のシエンタは、初代からキープコンセプトとするものの、スタイリッシュなデザインに変わった。全長は初代比で135mm(のちに160mm)長くなり、居住性の良さを体感できるかと思ったが、先代に比べ2列目シートの質が向上した程度にとどまり、居住環境の改善は期待ほど高くなかったのだ。

 さらに、曲線を多く使ったボディデザインも、賛否が分かれるところ。優しい印象という声も聞かれるが、ファミリーカーならもっとベーシックなデザインにしてもらったほうが乗りやすい、という意見も多くある。

 結果として2代目シエンタは、乗り手を選ぶクルマとなってしまう。ディーラーでは、シンプルな初代モデルを愛し、あえて現行型には乗り換えないユーザーも多くいると聞く。3代目となる新型では、初代モデルを彷彿とさせる原点回帰が行われそうだ。

■今夏発売の新型モデル、そのスケジュールは?

 トヨタブランドとしては、シエンタの前に「クラウン」という大物がフルモデルチェンジを控えており、販売店もクラウンへの注力が目立ち、シエンタは若干後回しにされている印象だ。

 それでも、メーカーからは大体のスケジュールが既に到着しているようで、シエンタユーザーに対して、新型の案内をスタートするお店も増えてきた。

 2022年に関しては、春・夏・秋・冬と4回にわたって、大きなモデルチェンジの波を持ってくるトヨタ。4月から6月が該当する春にはクラウン、そして夏の目玉となるのがシエンタだ。

 夏は7月から9月中旬までが該当するが、その中でもシエンタは7月に登場する可能性が高い。5月下旬から6月上旬にかけて、グレードラインナップや改良ポイントなどが明らかとなり、6月下旬には価格発表、先行受注もスタートするだろう。

次ページは : ■ベンチシートを生かしつつ、3列目をどう改良するか

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