アルファードやCX-5の特別仕様車ってホントにお得!?　納車が早い可能性大

■アルファードの特別仕様車こそ買い！　高額も装備と見た目に文句ナシ

　特別仕様車の中で注目されるのは、ミニバンのアルファードハイブリッドに設定されるSタイプゴールドIIIだ。アルファードのハイブリッドは、全車が後輪をモーターで駆動する4WDを搭載するから価格が高い。

　ベーシックなハイブリッドX（7人乗り）は465万6000円だが、エアロパーツなどが装着されず、外観も物足りない。安全装備もいくつかオプション設定になる。

　そこでエアロパーツを装着するハイブリッドSR・Cパッケージを選ぶと、価格が一気に572万円まで跳ね上がるなど、アルファードハイブリッドのグレード選びは難しい。

　この時に最適な選択肢が、特別仕様車のハイブリッドSタイプゴールドIIIだ。2列目シートがセパレートタイプになる7人乗りが515万4400円で、エアロパーツ、安全性を高めるブラインドスポットモニターやアダプティブハイビームなどが加わる。

　ハイブリッドXの価格を約50万円上まわるが、ニーズの高い装備を過不足なく標準装着するから割安感も伴う。販売店では「SタイプゴールドIIIは人気が高く、特にアルファードハイブリッドを買うお客様は、大半がこの仕様を選ぶ」という。

■CX-5もフィットも買い！　とにかく装備内容に注目せよ

　SUVではCX-5のフィールドジャーニーに注目したい。プロアクティブに、7インチマルチスピードメーター、後席のシートヒーターなどを加えて、インテリジェントドライブセレクトには悪路向けのオフロードモードを採用した。

　外装パーツも充実させ、CX-5はシティ派SUVだが、フィールドジャーニーはアウトドア指向を強めている。

　価格はクリーンディーゼルターボを搭載したXDフィールドジャーニー4WDが355万3000円だ。ベースグレードのXDプロアクティブ4WDが345万9500円だから、10万円弱の価格アップになる。

　フィールドジャーニーの価格が特に割安なわけではないが、プラスされる装備やドレスアップの内容が気に入ったなら選ぶ価値はある。

　コンパクトカーのフィットは、20周年特別仕様車のカーサとメゾンを設定した。両タイプとも色彩は異なるが、装備内容は同じだ。価格はノーマルエンジン車の場合で191万7300円になる。

　ベースグレードのホームに、運転席と助手席のシートヒーター、専用フロアカーペット、アルミホイールなどを加えて、カーサとメゾンの価格は約15万円高い。アルミホイールのオプション価格は6万6000円で、ほかの品目も含めて、プラスされた装備と価格アップのバランスは取れている。

　もともとフィットホームの価格が割安だから、カーサとメゾンが特に買い得感を強めたわけではないが、個性的な外装色が好みに合えば選ぶ価値はある。

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　このように特別仕様車を検討する時は、カタログやウェブサイトの装備品表と価格リストを使って、特別仕様車に加わる装備と価格アップを明らかにしたい。そこに自分のニーズも含めて検討すると、購入すべき特別仕様車か否かが分かる。