隠れグレード【4】レヴォーグ/1.6GTアイサイト Sスタイル
レヴォーグのエンジンには、水平対向4気筒1.6Lターボと、2Lターボがある。駆動方式は全車が4WDで、アイサイトも標準装着する。
エンジンが割安なのは1.6Lターボだ。2Lターボは4WDがセンターデフを使ったVTD(不等&可変トルク配分電子制御AWD)になることもあり、1.6Lターボに比べて、装備差を補正しても価格が約50万円高まる。
そして、さらにこの1.6Lターボを検討すると、機能や装備のわりに価格を抑えたのが「1.6GTアイサイト Sスタイル」になる。
「1.6GTアイサイト」に、運転席の電動調節機能、前席シートヒーター、スーパーUVカット&撥水加工ガラスなどを加え、アルミホイールとタイヤサイズを18インチに拡大したグレードだ。これら11万円相当の装備を加えて、価格上昇は9万7200円に収まる。
18インチアルミホイールや電動シートなどがほしいユーザーには買い得だ。
買い得感:★★★☆☆
隠れグレード【5】スイフト/RS
スイフトではスポーティグレードの「RS」が割安だ。サイドアンダースポイラー、ルーフエンドスポイラーなどのエアロパーツが備わり、アルミホイールも切削加工&ブラック塗装になる。
これらの装備は12万円に換算されるが、スイフト RSでは、標準ボディと比べた時の価格を約7万円の上昇に抑えた。つまりスポーティな装備が5万円割安に備わっているのだ。
そして「RS」のパワーユニットは、ノーマルの1.2L、マイルドハイブリッドの1.2L、1Lターボがある。マイルドハイブリッドの価格は、ノーマルエンジンよりも約10万円高い。
この価格差を燃料代の差額で取り戻すには、10万kmの走行を要する。走行距離が伸びるならマイルドハイブリッドが割安だが、1年間で1万km以下の場合はノーマルエンジン車を推奨する。
買い得感:★★★★☆
隠れグレード【6】N-ONE/RS
N-ONEはホンダNシリーズのなかでスペシャルティカー的な位置付けにある。そこで2017年12月のマイナーチェンジで追加されたのが、最もスポーティな「RS」だ。
「RS」はターボエンジンを搭載する「プレミアムツアラー」をベースに、ローダウンサスペンションを装着して、アルミホイールはオールブラックに変更した。内装もステアリングホイールなどのデザインが「RS」専用になる。
「RS」の価格をプレミアムツアラーと比べると9万9360円高い。「RS」では実用性の高い装備は加わらないから、価格上昇は6万円程度に抑えたい。それでも内外装のデザインが気に入ったのであれば選ぶ価値がある。
また、ローダウンサスペンション装着車は、ノーマルサスペンション装着車に比べてルーフ形状も異なり、全高を1545mmに抑えている。そのため、「RS」は立体駐車場を利用しやすい便利さもある。
買い得感:★★☆☆☆
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