【年間5万6000頭!!】 日本初! モータースポーツで訴える犬猫殺処分ゼロ

 ペットブームに沸く今の日本。だがその陰で年間に5万6000頭(環境省調査、2016年)もの犬猫が殺処分されているという現実があるのをご存知だろうか。

 そんな悲しい現実を、より多くの人にモータースポーツを通じて知ってもらおうと立ち上がったのが、ボランティア団体「Spr Racing Project 犬猫の殺処分0《ZERO》」だ。

 2018年6月の富士スピードウェイで行われたレースにオリジナルラッピングが施されたマシンで参戦した団体代表 ススム中村氏に、イベントの内容含め、いろいろ話を伺ってみた。

※本稿は2018年6月のものです
※譲渡会で譲り受ける犬猫は無料ですが、譲り受けるためには審査などがあり、イベント当日に連れ帰ることはできません

文・写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2018年7月26日号


■「動物愛護団体さんが集まれる機会を」

12人のレーシングドライバーが所属する「Spr Racing Project 犬猫の殺処分0《ZERO》」代表のススム中村氏

ベストカー:殺処分ゼロを目指す活動、非常にすばらしいと思うんですが、そのアピールの手段に、なぜモータースポーツを選んだんでしょう?

ススム中村氏:犬猫の保護活動は12年前から保護団体さんのサポートをやっていたんですが、そういったサポートを継続してやっていくために、自分が一番できることは何かなって考えまして。それで私は19歳の頃からレース業界におりまして、自分が一番好きで長く続けているものということで、モータースポーツを選んだということですね。

ベストカー:これまでもレース参戦時には「殺処分ゼロ」のパネルを掲げていたとのことですが、今回はオリジナルラッピングのマシンを作られたと。やはり注目度は違うものですか?

レースに使用される車両はウェストレーシングカーズ社製の「VITA-01」。ヴィッツRS用の1.5Lエンジン(ノーマル)とマニュアルミッションを搭載

ススム中村氏:そうですね。今回はウチで飼っている猫、これも保護猫ですが、その猫の顔をイメージしたフロントにしました。動物の図柄のレースカーってあまりないんで、そういった意味では目立つと思います。

ベストカー:最もアピールするためには、やはりレースで勝つことだと思うんですが、勝算はどうです?(編集部註:取材はレース前に行われた)

ススム中村氏:16日の富士チャンピオンレースは眞田拓海という選手が走るんですが、この選手はヴァーチャルサーキットで腕を上げてきたんですね。でも実際のサーキットを走っても、けっこういいタイムを出してくるんで有望なドライバーだと思います。17日の「競争女子選手権」に出る池島実紅(いけじまみく)ちゃんもF4とかに出てますからね。やっぱり速いので、期待しています。

フロントフェイスは実は3種類用意されており、これはAタイプ

ベストカー:なるほどー。で、17日には保護された犬や猫と触れあえたり、新しい家族を探す譲渡会とかもやられるんですよね。どういうコが来るんですか?

ススム中村氏:保護された動物って基本、憶病なのでサーキットの音を怖がる可能性があるんですよね。なので今回はOB犬とか、そういうコが多くなるかもしれないなと思ってます。

ベストカー:今回のイベントの後は、どんな活動を考えてますか?

ススム中村氏:今回の経験を上手くいかして、毎年1回は富士スピードウェイで同様のことをやりたいですね。それと競争女子選手権の11月最終戦でもやりたいと思ってます。最終的な目標としては、各地の大きなサーキットで毎年1回こういうイベントをやって、各地域の動物愛護団体さんが集まれる機会を作りたいです。

ベストカー:頑張ってください! 

*   *   *

 犬も猫も大事な命。不幸な命が少しでも減って、最終的にゼロになる日を、動物好き担当も祈ってやまない。ススム中村さん、頑張って! 

Spr Racing Project 犬猫の殺処分0《ZERO》
URL:https://www.facebook.com/susumu.zero.0/

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