トラックドライバー不足の今日にあっても、女性ドライバーの構成比は未だ数パーセントと少数派。
そんな中、UDトラックスが第7回目となる女性ドライバー向けの試乗会を開催しました。この催しは、女性ドライバー同士の交流会としても高く評価されています。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/UDトラックス
23社・29名の女性ドライバーが「クオン」に試乗
UDトラックスが2月24日(火)と25日(水)の2日間、上尾本社内のUDエクスペリエンスセンターで開催した「女性ドライバー試乗会」は今回で第7回目。2日間合わせて23社・29名の女性ドライバーが参加し、UDアクティブステアリングを搭載した大型トラック「クオン」に試乗した。
ちなみにUDアクティブステアリングとは、従来の油圧式ステアリングギア上部に新たに搭載した電気モーターによる支援機能で、電気モーターに搭載した電子制御ユニット(ECU)が1秒間に約2000回の頻度でさまざまなセンサーから運転環境を感知し、走行方向とドライバーの意図を判断。
このシステム制御によってステアリングの重さに適切なトルクを付加するので、速度や積み荷、路面状況などに左右されない安定したステアリング感覚を実現し、運転疲労を軽減し安全に寄与するというもの。
この女性ドライバー向けの試乗会は、UDトラックスの顧客企業に所属する女性ドライバーを対象とし、大型トラック「クオン」の乗り心地の体験と女性ドライバー同士が企業の枠を越えて交流することを目的としたイベントである。
2017年の初開催からコロナ期を経て今回で7回目を迎えた。昨年は13社・18名による1日の開催で、定員を超えて参加を見送った企業もあったことから今年は2日間の開催としたもの。
「早く大型免許を取ってステップアップしたい」の声も
試乗の前にはワークショップを実施し、参加者の意見交換の場を設けられた。ドライバーたちは2つのグループに分かれて、それぞれ「女性ドライバーが安心して働き続けられる環境とは」「女性ドライバーにとって心地よいトラックとは」をテーマに、日常業務の中で感じることについて議論した。
参加したドライバーからは「なかなかできない体験だった。今後同じ女性ドライバーのために自分が会社に働きかけられることは何かを考えていきたい」(SBSフレックネット株式会社 旭川輸送営業所)。「初めての大型トラックの運転で不安があったが、ハンドルと操作性がとても軽くて良かった。
これだけ楽なら、早く大型免許も取ってステップアップしたい」(名鉄NX運輸株式会社)などの感想が聞かれた。
また今回は、国土交通省関東運輸局の関係者も視察に訪れ、初日の開会式では矢吹尚子交通政策部長が「女性のトラックドライバーはまだ就労者が少なく、いろいろな人にとって働きやすい職場環境づくりに取り組んでいる。この機会に現職の女性ドライバーの意見を拝聴し今後に活かしたい」と挨拶した。
UDトラックスは、今後も安全で運転しやすい車両を提供し、女性ドライバーが働きやすい環境づくりに貢献できるよう、本イベントを継続的に開催していくという。
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