「古い」ではない!! 「長く愛されていて変える必要なし」だ!! ロングセラーご長寿人気車5選

フルモデルチェンジの噂が絶えないGT-Rは現行国産乗用車の中では長寿番付No.1!?

モデルチェンジが大嫌いなクルマ好き必見!! 変わりそうで変わらないご長寿車5選
2021年9月に発表された2022年モデルのGT-R Premium edition T-spec。専用の内装コーディネーションを施した他、専用アルミ鍛造ホイールの採用やサスペンションの専用にセッティングにより軽快でスムースなハンドリングを実現

 2020年から新車ラッシュが続く日産車のなかにあって、デビューからフルモデルチェンジを行うことなく販売が続けられているR35 GT-R。もちろん、年次改良によって大幅な進化を遂げてきていることは言うに及ばないが、良くも悪くも現行の国産車のなかではモデルチェンジサイクルが長いクルマの代表格になりつつある。

 そんなGT-Rが発売されたのは2007年12月。当時の触れ込みは「誰でも、どこでも、どんな時でも最高のスーパーカーライフを楽しめる」というコンセプトを具現化した新次元のマルチパフォーマンス・スーパーカーだった。

 メカニズムも特筆点は枚挙に暇がなく、プレミアム・ミッドシップパッケージを新たに開発。世界で初めてクラッチ、トランスミッション、トランスファーを車両後方に移動させ、リアファイナルドライブと一体化した独立型トランスアクスル4WDを採用。フロントタイヤのグリップ荷重はエンジン、リアタイヤへは独立型トランスアクスルが荷重を与えることで4輪のグリップ荷重最適化を実現している。

 同じく新開発の3.8リッターV6ツインターボのVR38DETTエンジンは、プラズマコーティングボアシリンダーやエキゾーストマニホールド一体型ツインターボなどによって、480psの最高出力と60kgf・mの最大トルクを発生。現行モデルはエンジン型式こそ同じだが、最高出力は570ps、最大トルクは65kgf・mにまで進化を遂げている。

 そんなGT-Rは2021年9月に2022年モデルが発表されたが、次期モデルの発表やフルモデルチェンジはいつになるのか? 興味は尽きない。

長納期で2代目がなかなか手に入らないヴェゼル、だったら初代モデルはいかが?

モデルチェンジが大嫌いなクルマ好き必見!! 変わりそうで変わらないご長寿車5選
2021年4月に発売された現行のヴェゼル。発売から約1カ月後の受注台数は3万2000台を超え、月間販売計画の6倍以上となる好調な立ち上がりをみせた

 2021年4月に発売され、好調なセールスを続ける2代目のヴェゼルだが、実は初代モデルは2013年12月から2021年3月まで販売されたロングセラーモデル。

 2代目の新車価格は最廉価グレードでも約230万円でおいそれと手が出せないが、初代モデルならば中古車市場で150万円前後から探すことができ、意外と狙い目だったりする。

 しかも、初代モデルがもつSUVの安定感とクーペライクなスタイリングを融合したデザインは今なお健在! 質感にこだわったインテリアも、ホンダ独創のセンタータンクレイアウトによって流麗なフォルムからは想像できないほど大きな荷室やミニバンなみのゆとりある室内空間を実現している。

 パワーユニットは1.5リッター直噴エンジン搭載車と軽量コンパクトな1モーターシステムでありながらモーターのみのEV走行も実現したSPORT HYBRID i-DCDの2種類を設定。エンジン車は20.6km/L、ハイブリッド車は27.0km/L(ともにJC08モード)という優れた燃費性能も達成。

 加えて、上級セダンと同等の高性能な吸音材や遮音材を採用することによって、優れた静粛性を実現するとともに、走行シーンに応じて最適な減衰特性を発揮する振幅感応型ダンパーを採用することで乗り心地と操縦安定性を高い次元で両立している。

 新車の納期がガソリン車が半年以上、e:HEVが1年程度とアナウンスされているだけに……だったら、古さを感じさせない初代モデルを選ぶのもアリな選択かもしれない。

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