■ゼログラビティシートは、どんな座り心地なのか?
では実際に座ってみるとどんな座り心地なのか? 新型セレナにはゼロクラビティシートを1列目、2列目に採用している。
座り心地は固いほうが腰痛持ちにはいいと思っていたが、新型セレナのフロントシートの座り心地は柔らかく、押してみると反発力はあまり感じられない。スポーツシートのようにサイドサポートがしっかりしているわけでもなく、お尻が深く沈み込むわけでもない。シート自体の作りも大きく、ゆったりと包み込まれる感じだ。
セカンドシートも柔らかい座り心地だ。シートが滑りやすいと、これもストレスとなり疲れやすくなるが、新型セレナのセカンドシートは、シートクッションが受ける荷重を大きくすることで、前滑りを低減させ、シートベルトが身体に食い込みにくく、圧迫感を軽減しているという優れモノ。
さらに頭の揺れを20%低減し、腰をしっかり支えつつ、肩をいなし、中立姿勢で筋負荷を最小化する構造とすることで疲労軽減を図っている。
またクルマ酔いを低減する2列目シートバックの構造も凄い。2列目シートベルトバックルを最適な位置に設置し、腹部前方を通るように装着することで腹部への圧迫を減らし、酔いを和らげる、という。
今回、改めてノートオーラe-POWERのフロントシートに座ってみたが、全体的にシート全体の作りが大きめでゆったりしていて、座面、背もたれの部分、いずれも柔らかい。うまく腰や背中にかかる体圧を分散しているように感じた。
腰痛持ちのおじさんはぜひ一度試してみてはいかがだろうか。
【画像ギャラリー】長時間乗っても疲れない日産のゼログラビティシートを写真でチェック!(6枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方これ展示車で座ったが大したこと無い。
それよりかやっぱり今も昔もトヨタのシート(供給元の違いはあれど)が一番良い。何時間乗っても疲れない。体をきちんと支える。ステアリング、ペダル、レバー等の位置や重さもきわめて最適。日本人でも欧米人でもトヨタに文句を言い欧州車を褒める輩は所詮半可通かと。長年の研究成果をきちんとシートメーカーと共有し、また消費者の感想にも真摯に耳を傾けている証拠がトヨタの製品群だ。