600万円近くても「レヴォーグSTI スポーツ♯」は即日完売! でもそこまでして選ぶ価値はあったのか?

■当然、ライバルは同価格帯となる輸入車モデルに

VWゴルフRヴァリアント。320ps/420Nmの2L直4ターボを搭載する本気の辛口4WDスポーツワゴンだ(639万8000円~)
VWゴルフRヴァリアント。320ps/420Nmの2L直4ターボを搭載する本気の辛口4WDスポーツワゴンだ(639万8000円~)

 そんな特別なレヴォーグのライバルはもはや国産車には不在。平成にレガシィでスポーツワゴンブームを巻き起こし、その後も同カテゴリーを大切に育ててきたスバルだけの価値だからだ。

 しかし、世界には、まだまだ面白いワゴンは存在する。価格的にも競合しそうなのが、登場間もない「VWゴルフRヴァリアント」と個性派お洒落ワゴンの「BMW MINIクラブマン ジョン・クーパー・ワークス(JCW)」だ。

 VWゴルフRヴァリアントは、大容量ラゲッジを備えたオールラウンドなスポーツワゴン。搭載するエンジンは2L直4ターボと、排気量こそレヴォーグのほうが上だが、ゴルフRヴァリアントは320ps/420Nmと性能では勝る。さらに後輪デフによるトルクベクタリング機構を持つ4WDシステムを備えるのも特徴的だ。

BMW MINIクラブマンJCW。こちらも306ps/450Nmの2L直ターボを積んだ辛口のMINIベースのワゴンだ(価格は587万円~)
BMW MINIクラブマンJCW。こちらも306ps/450Nmの2L直ターボを積んだ辛口のMINIベースのワゴンだ(価格は587万円~)

 一方、MINIクラブマンは、積載力ではレヴォーグには敵わないが、MINIらしい刺激的な走りが持ち味。エンジンは2L直4ターボで、306ps/450Nmを発揮し、4WDシステムも備える。

 この3台のなかで総合的に見れば、刺激度でいえばMINIクラブマンJCWが一番。鋭いコーナリングを楽しめるのはゴルフRヴァリアントで、オールラウンダー的な顔も持ち、その点はレヴォーグとも共通する。

 レヴォーグに関しては、STI Sport Rと、STIフレキシブルパーツを装着したレヴォーグSTI Sportでの話がベースとなるが、意のままに操れるクルマとの一体感は一番だろう。それでいて、静粛性や快適性にも優れる。まさに大人の走りのワゴンの魅力が凝縮された味つけとなっていることだろう。

 高津氏も、運転の気持ちよさを磨き上げたことを魅力のひとつとして語っている。その真実を知ることができるのは、全国で500名のかぎられたオーナーのみというのは、もったいない話だ。

 まだ第2世代のレヴォーグの歴史もこれからというタイミング。それなのに、即完売というのは、あまりにも寂しい現実ではないか。ぜひ「STI Sport #バージョン2」の登場に期待したくなるのは、私だけではないだろう。

【画像ギャラリー】完売となった576万4000円の「レヴォーグSTI Sport ♯」のライバルはVWゴルフRヴァリアントとBMW MINIクラブマンJCW!日完売! やはり選ぶ価値あり!?(29枚)画像ギャラリー

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