スバル新型クロストレックに「ガチのオフロード仕様」追加は…売れる? それとも日本では無理???

ウィルダネス導入は厳しいが、ラッピング用品などの純正品投入は大いにありうる

 オフ系テイストのカスタム仕様を日本仕向けに用意するのならば、北米のフォレスターやアウトバックに設定されている「ウィルダネス」を日本に導入してもいいのでは、と考えられる。その点を担当者へお聞きしたところ、「導入してみたい気持ちはあるのですが」と、前置きしたうえで、「ウィルダネス導入は考えていません。この会場にいると、このクルマをカッコ良いと声をかけてくれる方は多くいますが、日本のユーザーが、あの手のオフロードスタイルを、自家用車として使うライフスタイルを、取り入れてくれるのかが課題です。」としていた。

 アウトドア需要の高まりで、オフ系のクルマも人気が高まってはいるが、ウィルダネス(本気でオフロード走行ができる仕様)まで対策をやり込んだクルマが日本で受け入れられることは、現時点では想像つかないそうだ。

 ただし、今回のコンセプトカーで試した、カッティングシートでのヘアライン調加工などは、純正用品開発で大いにありうるという。派手なボディカラーは下取りで不利になることがあるが、例えばホワイトやブラックのボディカラーで買って、好きなカラーや、今回のようなヘアライン調にラッピングで仕上げるというのは、ビジネスとして成立する可能性はあるという。「皆さまからの大きな声があれば、われわれ商品開発としては、ぜひ期待に応えていきたい。」と、最後に答えてくれた。

2022年12月22日に追加した、フォレスターXTエディション。北米のウィルダネス専用色であったカイザーブルーを採用した
2022年12月22日に追加した、フォレスターXTエディション。北米のウィルダネス専用色であったカイザーブルーを採用した

自分好みの「ウィルダネス」をつくって楽しむのもいいかも!!

 2022年12月22日に、フォレスターの日本仕向けに追加された「XTエディション」では、北米のウィルダネスが採用している「ガイザーブルー」を、日本で初めて採用。これに、タイヤとホイール、車高を弄れば、ウィルダネス仕様に近づけることは不可能ではなく、そうやって自分好みの「ウィルダネス」をつくって楽しむのもいいだろう。

 ぜひ純正のオフ系カスタム品のバリエーションを増やしていただき、オフ系カスタムを楽しむ、というスバルの新しい魅力が発信されることを、期待したい。

【画像ギャラリー】か、かっこいい… スバルの「オフ系カスタム」、「クロストレックBOOST GEARコンセプト」と、北米専売の「フォレスターWilderness」(14枚)画像ギャラリー

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