例えば敷地の広さを「東京ドーム何個分」と言い表すように、クルマの荷室のサイズを測るものさしとして使われるのがゴルフのキャディバッグだ。ゴルフをプレーしない者にとっては、「キャディバッグが何本入るとか、そんなの知らんわ!」という声が聞こえてきそうだが、自動車メーカー各社は、自動車保有率が高いゴルファー層からの支持を獲得すべく、ラゲッジスペースにおけるキャディバッグの積載性を大いに意識しているのは間違いないだろう。
そのためなのか、世の中には荷物のベンチマークであるキャディバッグの積載を意識したであろう意外な“ゴルファー仕様”のクルマも少なくない。もちろん、大きなキャビンやラゲッジルームを持つ1BOX、SUVを選べばスペースの心配など無用だろうが、積載性能のみで愛車を選ぶのもなんだかつまらない。「ワタシ、キャディバッグを載せると凄いんです」なラインナップを探ってみた。
文/藤井順一、写真/藤井順一、スズキ、トヨタ、ホンダ、マツダ
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