現在の相場は、2018年式で税込190~320万円、2020年式で210~350万円
現時点(2023年3月末)の後期型ノアの中古車相場は、2018年式は税込190~320万円(152台)、2019年式は200~360万円(152台)、2020年式は210~350万円(170台)、2021年式は230~370万円(110台)といったところ。5年落ちとなる2018年式でも、相場が維持されていることがわかる(検索条件は、「ノア、走行距離3万キロ未満、修復歴無し」)。
もちろん走行距離は少ないほうが高くなるが、同年式、同走行距離、同ボディカラーであっても、販売店によって大きく開きがある。ただこれは、2022年9月ごろの中古車高騰相場の影響を引きずっているだけだと思われるので、時間をかけて価格の安い個体を探してほしい。またコストを抑えるならば、車検を通した個体を探したほうがよいだろう。
賢い売り方は、2度目の車検前、もしくは5年落ちで手放す
そして、手放す際のポイントは、売却するタイミングだ。ノアの中古車は、マレーシアやバングラデシュへと多く輸出されているが、たとえばマレーシアには、「初度登録月からの経過月数12か月から59か月まで」という輸出規制があり、それを超えたクルマは輸出することができなくなる。バングラデシュの場合、この規制は「製造年5年落ちまで」だ。
どちらも約5年だが、月単位のマレーシアに対しバングラデシュの場合は年単位と、(初度登録月にもよるが)若干長め。まとめると、先代ノアの売り時は、2度目の車検を迎える前もしくは、5年落ちになる年(今年2023年でいえば2018年式)の年末(輸送期間も考慮した10月頃には売却したい)までに売却するのが損をしない売り方だ。
ちなみにマレーシア行はエアロ「Si」の輸出が多く、バングラデシュ行は標準「X」と上級「G」が多いという特徴があるので、「Si」ならば2度目の車検の前に、「X」もしくは「G」ならば、5年落ちの年の年内に売却するのがおすすめだ。
これら限界年式を超えると、中古車相場はかなり違ってくる(例えば、2017年式ノアの相場は170~270万円(76台))。上記の2つの売却タイミングを考慮して、時期が来たら、より高く買い取りをしてくれるところを見つけてほしい。
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昨年9月頃にピークだった中古車バブルは終わり、以前の水準へと戻りつつある中古車相場だが、その後も、先代ノアは高相場を維持している。ご紹介した、得する買い方、損しない売り方を参考にしていただき、お得にノアを楽しんでほしい。
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