なんと97.7万円からという価格設定
注目の価格設定は、エントリーグレードで、59万9900ルピー(約97万7000円)。前述したようにオーディオはおろかスピーカーさえつかないものの、エアコン、パワーウィンドウ、基本的な安全装備は付属する。豪華装備の最上級グレードは110万2000ルピー(約179万4500円)だ。
国内の主要モデルだと、廉価グレードでもかなり装備が充実しており、衝突被害軽減ブレーキなど安全装備の標準化はもはや常識であるし、走りのメカニズムにもお金のかかり方が違うため、マグナイトと単純比較することはできないが、無理に比較するなら、ライズのエントリーグレード(171万7000円)とマグナイトの最上級グレードがほぼ同じ価格。
日本では、(使うか使わないかは別として)装備や機能が充実しているほう好まれる傾向があるが、インドでは自分が必要とする装備だけを付け、無駄のない買い物をするという感覚が強いのだろう。こういったクルマの価値観に共感する日本のユーザーは、意外と多いのではないだろうか。
どんどん装備がふくらんで、高級化して、ハイブリッドにすることで価格が高騰するクルマを買うより、もっとシンプルで、でもちゃんと必要な装備があってしっかり走るクルマが安く買えるなら欲しいと思うのではないか。そういうモデルが少なくなっているいま、マグナイトがインド仕様のまま導入されたら、逆に価値があるように思う。
◆ ◆ ◆
国内日産のコンパクトSUVといえば、「キックス」があるが、e-POWER専用モデルであるため、279万8400円〜と価格がやや高め。マグナイトの日本導入の可能性は低いだろうが、インパクトのある価格設定のまま、導入されたとしたら、国内市場への新たなアプローチとして強い存在感を示すだろう。
【画像ギャラリー】日本にも導入して欲しい!マグナイトの画像をもっと見る(12枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方ニッサンは商機に対して疎い、ダイハツやスズキの様に消費者の要望に即反応する事が出来ない。スバルも然りです。