「飲んだら乗るな」は何時間? 「翌朝」でもこれだけミスが!! JAFの実験で判明した飲酒の影響

サウナで汗をかいてもダメ!!

 飲酒は、安全運転に必要な情報処理能力や注意力、判断力、そして運動機能を低下させる。そのため、視野が狭くなりがちで、ハンドルやブレーキ操作の反応が遅れがちになるなど、事故発生のリスクが飛躍的に増大する。

 今回のJAFの実験では、飲酒翌朝であっても、影響は残っている可能性があることがわかった。睡眠中はアルコールの分解速度が遅くなるという。そのため、寝ることである程度すっきりしていても、まだ体にはアルコールの影響が続いている可能性があるそうだ。

 ちなみに、「たくさんトイレに行ったし」とか、「サウナで汗をかけば大丈夫」と思っている人もいるようだが、公益社団法人アルコール健康医学協会によると、尿や汗として排出されるのは、摂取したアルコールのうち2~10%程度しかないそう。同協会によると、体重60kgの人がビール500mlを飲んだ時、アルコールが体内から消失するまでにかかる時間は3~4時間、1000mlなら6~7時間だという。

 もちろんお酒に強い人弱い人など体質によって個人差はあるようだが、自身が「酔っていない」と思っていても、アルコールを摂取していれば、その影響は確実にある。飲酒翌朝も、体のだるさが残っていたり、体調がすぐれない時は、運転を控えるよう、心がけたい。

飲酒翌朝も、体のだるさが残っていたり体調がすぐれない時は、運転を控えるよう、心がけたい(PHOTO:Adobe Stock_fizkes)
飲酒翌朝も、体のだるさが残っていたり体調がすぐれない時は、運転を控えるよう、心がけたい(PHOTO:Adobe Stock_fizkes)
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