関東地方は梅雨も明けぬというのに猛暑が続いている。そんなときはエアコンの出番だが、みんなは夏場のエアコンを何度に設定しているだろうか。Twitterでアンケートしてみたので、その結果をお知らせしたい。
文/ベストカーWeb編集部、写真/Adobestock、ベストカーWeb編集部
■実はカーエアコンは25℃に設定するのがもっとも効率的
早速だが集計結果をご覧いただこう。「クルマのエアコンの温度設定は何度が好きですか?」という問いに対し925件の回答をいただき、次のような結果となった。
・20℃以下:11%
・20~25℃:66.1%
・25℃以上:18.2%
・なるべく付けない:4.8%
アンケートの選択肢が限られていたため、温度の区分がおおざっぱになったことはお詫びしたい。20~25℃設定が最多得票となることは予想できたが、それ以外の設定の人も意外と多く、25℃以上という人が18.2%、なるべくガマンするという人も5%近くいることが分かったのは収穫だった。
「温度高め派」あるいは「なるべく付けない派」にはもちろん寒がりの人もいると思うが、多くの人は、クルマの燃費がダウンすることを不安に思っているのだと思う。
ここでちょっと参考情報をお伝えしておきたい。2017年にカルソニックカンセイ(現マレリ)が発表したデータによれば、クルマのオートエアコンを設定する場合、日本車の場合は25℃、欧州車の場合は22℃にするともっとも燃費への影響が少ないそうだ。
家庭用のエアコンは、設定温度を低くするほど電気を消費するため、カーエアコンも高い温度のほうが省エネと思いがちだが、実は違う。温度が低すぎても高すぎても燃費に影響するのだ。
カーエアコンは冷媒の力でいったん空気を0度近くまで冷やし、それをエンジンの熱で再加熱して希望の温度を作り出している。このため室内の設定温度を高くすると、それを冷やすためのエネルギーが余計にかかる。もっとも効率よくカーエアコンを稼働させるための想定温度が、日本車=25℃、欧州車=22℃だというのだ。
これから夏に向けて、日本列島はもっと熱くなるはず。燃費も快適さも両立させて、楽しいドライブを堪能したい。
【画像ギャラリー】カーエアコンの温度は低くすぎても高すぎても燃費に悪い!(4枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方0度まで冷やし、再加熱してエアコンが動いてるの?
科学的根拠なく酷い記事。訂正すべき。
確かに言えることだが、私の愛車はアイドルストップ車。信号停止するたびにエンジン止まりエアコンもそれに合わせコンプレッサが止まり、冷房の効果が半減です