長らく受注停止状態だったトヨタ「ハリアー」の受注が再開され、年内納車が可能なグレードも出てきたという。一時期は、納車までに1年や1年半も待たなければならない状況だっただけに、ハリアーを検討している方にとってはうれしいニュースだろう。
現行である4代目(80系)ハリアーは、日本人が好きな「高級クロスオーバーSUV」のリーダー的存在。ライバルを蹴散らす人気ぶりで知られているが、リセールも期待できるクルマだ。ただ、ハリアーならなんでもいいというわけではなく、ポイントを押さえることで、さらによいリセールが期待できる。今回は、買い取り専門店がこっそり教えてくれた、ハリアーを買うならば押さえたいグレードとともに、手放す際のポイントについてもご紹介しよう。
文:吉川賢一
写真:TOYOTA
狙うのは「ガソリン2WDのG」
現行型ハリアーは、2020年6月に登場。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言1回目直後という最悪な状況だったにも関わらず、デビューするや否や、一気に販売ランキング上位にランクイン。シンプルながらもエレガントさと逞しさが融合した流麗なクーペフォルムが最大の魅力的で、トヨタによると、クルマのポテンシャルをさらに磨きあげた上で、実用性や数値だけではない、人の心まで優雅に満たしてくれるようなクルマを目指してつくられたという。
グレード構成は、2.0Lガソリンとハイブリッドそれぞれに、S、G(Gレザーパッケージは廃止)、Z、Zレザーパッケージがあり、そのそれぞれに、2WDと4WDの仕様がある。2WDガソリン仕様は312万円~433万円、2WDハイブリッド仕様は371万円~492万円。4WDは、それぞれ約20万円のプラスだ。2022年9月には、PHEVモデル(620万円)も追加されている(価格はすべて2023年8月初旬時点)。
中古車買い取り業者によると、現行ハリアーでもっともおすすめしたいグレードは、ガソリン2WDの「G」とのこと。「G」は欲しい装備が充実した中間グレードであり、中古車の流通数も多く、良質の個体を探しやすいため、「G」を押さえておけば間違いないそう。ガソリン2WD「Z」や、ガソリン2WD「Zレザーパッケージ」もおすすめだという。
コメント
コメントの使い方