■トヨタ プリウス&スバル インプレッサ各テスト結果
●プリウス燃費テスト結果
・WLTCモード燃費:28.6km/L
・燃費・編集部→三鷹:22.2km/L(23.5km)
・燃費・区間1(都市部一般道):17.3km/L(25.7km)
・燃費・区間2(高速道路):21.4km/L(29.3km)
・燃費・区間3(郊外一般道):18.1km/L(26.8km)
・燃費・WLTC準拠総合:18.7km(81.8km)
●インプレッサ燃費テスト
・WLTCモード燃費:16.0km/L
・燃費・編集部→三鷹:10.0km/L(24.0km)
・燃費・区間1(都市部一般道):8.1km/L(26.3km)
・燃費・区間2(高速道路):16.6km/L(30.0km)
・燃費・区間3(郊外一般道):10.9km/L(27.4km)
・燃費・WLTC準拠総合:11.1km/L(83.7km)
●小回り性能テスト:プリウス=11.65m、インプレッサ=11.90m
横幅が広い水平対向エンジンを縦置きするインプレッサは、前輪の切れ角が小さくなってしまい回転直径が大きくなる。
●駐車のしやすさテスト:プリウス=75点、インプレッサ=95点
インプレッサは2世代前に比べると後方視界を悪化させたが、それでもプリウスをはじめとするライバル車よりは優れている。
●0→50km/h加速タイム:プリウス=3秒63、インプレッサ=5秒11
インプレッサはCVTが発進時にもワンテンポ遅れてトルクを伝達する印象で、それが発進加速タイムを落とした要因だ。
●前方視界テスト:プリウス=78点、インプレッサ=98点
プリウスはドライバーから見て、正面1m先に置いた「飛び出し坊や」の右手のコブシまで見えた。インプレッサはさらに低い右手の脇まで見えて視界良好。
左前方の視界は坊やをボディの左側方から50cmに置いて確認。プリウスは帽子の「飛び出し注意」の文字が見えたが、インプレッサはさらに低い右目の眉毛まで視認可。
プリウスは、ドライバーの視線に対してボンネットやサイドウィンドウの下端が高く、坊やが隠れやすい。インプレッサは、視線に対してボンネットやサイドウィンドウの下端が低く、可視範囲が広がって死角は小さい。
坊やが左側のAピラーに隠れる位置は、プリウスではボディの左側方から135cmだが、インプレッサは185cmまで離れる。ボディから遠い場所で隠れると衝突の危険も下がる。Aピラーが視界を邪魔しない度数は、プリウスは78点で、インプレッサは98点だ。
●室内空間ドラポジチェック(プリウス)
高い位置に装着されたメーターの視認性を確保するため、ハンドルの角度が抑制されて運転姿勢はいま一歩。シフトの操作性もよくない。ハンドルのオーディオスイッチも全般的に直感的操作が難しい。後席は床から座面上面までの高さが28cmと狭く、腰が落ち込んで膝が持ち上がる。
・ドラポジの評価:70点
・ペダル配置の評価:80点
・シフトの操作性:60点
・エアコン温度調節の操作性:88点
・オーディオの操作性:65点
●室内空間ドラポジチェック(インプレッサ)
運転姿勢は最適に調節できて、腰の支え方もいい。エアコンの操作はタッチパネルで違和感を覚える人もいる。オーディオも操作プロセスが多くやや扱いにくい。後席は床から座面上面までの高さが34cmで最適。身長170cmの大人4名が乗車して後席乗員の膝先空間はコブシ2つ半と広い。
・ドラポジの評価:85点
・ペダル配置の評価:80点
・シフトの操作性:80点
・エアコン温度調節の操作性:75点
・オーディオの操作性:70点
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