高級感や独自の世界観などクルマにはそれぞれのブランドが持つブランド力がある。日本でクルマのブランド力と聞くと輸入車をイメージしてしまいがちだが、日本が世界に誇る唯一無二のブランド力を持つ車種も存在する。今回はそんな車種そのものがブランド力を持つ日本車をピックアップして紹介していこう。
文/西川昇吾、写真/トヨタ、日産、マツダ
■ランドクルーザー(トヨタ)
世界で評価が高い日本車としてまず外せないのがランドクルーザーだ。2021年8月に現行型へとフルモデルチェンジしたが、その際には「世界中のどんな道でも疲れない走りを目指した」とアナウンスされた。
世界170の国と地域で愛用されているランドクルーザーは信頼性や耐久性、悪路走破性といったタフな性能が評価されている。
トヨタ曰くランドクルーザーの使命は「どこへでも行き、生きて帰ってこられること」。それを実現するために通常モデル以上に世界中のあらゆる過酷な環境で開発を実施したり、実用性を考えたデザインや機能、基本設計が与えられたりしている。こうして実現したタフな性能が高い評価とブランド力につながっている。
タフなクロスカントリーモデルとなると、ランドローバーのディフェンダーやメルセデスベンツのGクラスをイメージする声もあるかもしれないが、タフ性能を重視する国によってはランドローバーよりもメルセデスベンツよりもランドクルーザーなのだ。
■GT-R(日産)
車種そのものにブランド力があるという面ではやはりGT-Rは外せない。近年ジャパニーズスポーツカーの人気が世界中で高まっているが、その中でもGT-Rは人気ナンバーワンに君臨すると言ってもいい。
それまでのスカイラインGT-R時代は海外での販売は基本的になかったが、スカイラインGT-RからGT-Rになった現行型から海外での販売を開始した。
レースゲームや映画など各種作品で活躍したGT-Rブランドは海外でも健在で、現行型が正規で各国で販売されるようになったのは、各国のGT-Rファンにとっては「待ってました!」と言える状況だったかもしれない。
また、FIA-GT3を中心に世界のモータースポーツシーンで、GT-Rがそれぞれの国を代表するようなスーパーカーたちと戦っている姿もブランド力的に大きな影響があるだろう。GT-Rは日本が世界に誇るスーパーカーなのだ、
コメント
コメントの使い方