現代版の初代ソアラってどれ!?!?　長距離もピッタリなクルマまさかのスバル!?

　初代ソアラといえば長距離ドライブに適したドライビング性能も支持された要因。いわゆるグランドツーツアラーと呼ばれるクルマだが、これ現代のクルマだったら一体どれなのか!?

※本稿は2023年9月のものです
文／西川淳、写真／NISSAN、ベストカー編集部
初出：『ベストカー』2023年10月10日号

■GTに一家言あるメーカーといえば……

　大昔に「名ばかりのGT」などと他社から皮肉られたこともあったけど、その実、長距離が得意なクルマという意味でのGT＝グランドツーリングカー作りに最も真摯に取り組んできたメーカーが日産だ。

　次はスバル。GT作りでは哲学と経験がモノをいう。そう簡単には他社も追いつけない。今でも日産車とスバル車にはGTとして見所のあるモデルが多いのはそのためだろう。

　で、国産ナンバーワンは問答無用でGT-R。基準車やTスペックがGT重視でニスモはR重視、というけれど、実はニスモだって高速道路だけなら空力が効いていて最高のGTだ。降りると大変だけど。

　逆にTスペックは欧州車風のGTになった。次点はダンスよりもマラソンが得意なフェアレディZ。インプレッサも惜しかったなぁ。

●次点にくるのは？

　次点はZ。本格スポーツというよりもGTカーの資質が高いクルマなのだ。日産はGTカーの作り方がうまい。