新型プリウス納車1年か……ならばシビックも先代中古を選ぶのもアリじゃん!? 

新型プリウス納車1年か……ならばシビックも先代中古を選ぶのもアリじゃん!? 

 なかには5年待ちという車種もあるほど、今や新車はすぐ来ない。新型プリウスも同様で、販売店によれば1年以上だという。だが、すぐに欲しい!! という人も多いハズ。そこで他の選択肢をご紹介!!
文/片岡英明、写真/TOYOTA、HONDA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年10月10日号 ※本稿は2023年9月のものです

■納期1年以上で買えないトヨタ プリウスの代替案ってナニ!?!? 

トヨタ プリウス(320万~460万円)。全長4600×全幅1780×全高1430mm、車両重量1420kg、2L、直4(152ps/19.2kgm)+モーター(113ps)、28.6km/L(HEV Z)
トヨタ プリウス(320万~460万円)。全長4600×全幅1780×全高1430mm、車両重量1420kg、2L、直4(152ps/19.2kgm)+モーター(113ps)、28.6km/L(HEV Z)

 新型プリウスはデザインや走りがいいなど、死角のほとんどないクルマだが、オーダーが殺到していてすぐには手に入れることができない。

 これに代わるファミリーカー探しは難しいと思うが、似た性格で上質な走りを身に付けているのがシビックのe:HEVだ。

 パワーユニットはどちらも2L、直噴4気筒エンジンに2つのモーター、そしてトランスミッションも電気式CVTを組み合わせた。

 ただし、プリウスは4WDが選べるし充電してEVのように走れるPHEVも設定する。これに対しシビックは、FFだけと選択肢は一択だ。

●第二候補……ホンダ シビックe:HEV

ホンダ シビックe:HEV(398万900円)。全長4550×全幅1800×全高1415mm、車両重量1460kg、2L、直4(141ps/18.6kgm)+モーター(184ps)、24.2km/L(標準)
ホンダ シビックe:HEV(398万900円)。全長4550×全幅1800×全高1415mm、車両重量1460kg、2L、直4(141ps/18.6kgm)+モーター(184ps)、24.2km/L(標準)

 走りの実力は、高評価のプリウスに負けてはいない。前輪を駆動するモーターの出力が大きいから、発進からのダッシュ力は鋭い。

 また、エンジンも脇役ではなく、その気になれば電子音を加えて快音を発しながら高回転まで気持ちよく回る。プリウスと比べても、スポーティな味わいは一歩上を行く印象だ。

 ハンドリングも軽快で、操る楽しさはプリウス以上と感じられる。可変ギア比を採用したパワーステアリングはクイックで、スポーツカーのようだ。

 特にスポーツモードに入れるとダイレクト感が増し、狙ったラインを寸分はずすことなく駆け抜けていく。この爽快感がたまらない。タイヤも235/40ZR18サイズのワイドなミシュランのパイロットスポーツ4だ。

●第三候補……中古の先代型トヨタ プリウスPHV

先代型トヨタ プリウスPHV(中古相場:140万~380万円)。全長4645×全幅1760×全高1470mm、車両重量1530kg、1.8L、直4(98ps/14.5kgm)+モーター(72ps)、30.3km/L(A)
先代型トヨタ プリウスPHV(中古相場:140万~380万円)。全長4645×全幅1760×全高1470mm、車両重量1530kg、1.8L、直4(98ps/14.5kgm)+モーター(72ps)、30.3km/L(A)

 だが、デザインが馴染めないし、燃費もプリウスと比べるとイマイチだね、という人も多いだろう。価格もプリウスより割高に感じられる。

 そういうプリウス派には先代のプリウス、しかもPHVをおすすめしたいと思う。外観は専用デザインで、かなりスポーティなムードが強い。

 モーターでの航続距離はWLTCモードで60kmだから実際には40km程度だが、通勤や買い物ならモーター走行だけで可能な人も多いはず。

 しかもEV走行時のパンチ力は同世代のプリウスを相手にしないくらい力強い。新車はかなり割高に感じたが、中古車は手が届きやすい価格だ。検討しても損はないと思う。

【画像ギャラリー】長納期に落胆するのはまだ早い!! トヨタ プリウスが買えない時のシビックe:HEV&先代プリウス(18枚)画像ギャラリー

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