タクシー不足や交通弱者の移動に強い味方が現れた。ホンダがGM、クルーズと組んで2026年から自動運転タクシーサービスを実施すると発表したのだ。サービスに使われる車両「オリジン」は、ジャパンモビリティショーに展示されるぞ!
文/ベストカーWeb編集部、写真/ホンダ、ベストカーWeb編集部
■東京都心でサービス開始。規模は最大500台!
10月19日、ホンダは自動運転モビリティサービスに関する記者会見を行い、2026年から東京都内で自動運転車両によるタクシーサービスを行うと発表した。
会見には、ホンダの三部敏宏社長のほか、電動化などで提携するGMの自動運転部門であるクルーズの創業者兼CEOのカイル・ヴォクト氏が参加、さらにはGMのメアリー・バーラCEOもオンラインで参加した。
ホンダは、2018年からクルーズの作る自動運転車両「オリジン」の開発に協力してきたが、今年初めには栃木県の宇都宮周辺での実証実験も開始しており、東京での自動運転タクシーサービスの開始はその成果ともいえる。
自動運転タクシーサービスは2026年初頭、東京都心で数十台の規模からスタートし、実績などを見ながら500台規模にまで拡大する。その後、サービスエリアの拡大も検討するという。
クルーズの「オリジン」は、運転席を持たない対面型シートを持つ完全自動運転車両。プラットフォームにはGMのアルティウムを使うが、上屋部分はホンダが開発を担当したといい、生産はGMが行う。実車は、ジャパンモビリティショーで日本初公開される。
ホンダはこの自動運転タクシーサービス実施のために、GM、クルーズと3社で合弁会社を設立する。会社の設立は2024年前半を予定しており、資本比率はホンダが過半数を握るという。
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