■進んでも止まれない!! 驚愕の夏タイヤの雪道性能
JAFが2017年に行ったテストによれば夏タイヤとスタッドレスタイヤの制動距離(ブレーキをかけてから停止するまでの距離)はかなりの開きがありました。
40km/hからの制動テストでは圧雪路でスタッドレスタイヤの制動距離は17.3m。一方の夏タイヤは29.9mとスタッドレスタイヤよりも12m以上の制動距離を要しています。12mといえば自動車2台以上の間隔であり、いざという時にこの差は大きいのではないでしょうか。
さらに氷盤路で言うとスタッドレスタイヤの78.5mに対して、夏タイヤはなんと105.4mと30m近い制動距離の差がありました。これは40km/hのテストなので車速が上がっていけば当然ながら制動距離はどんどん伸びていきます。
夏タイヤで雪道を走ることの恐怖はお分かりいただけたと思います。

コメント
コメントの使い方他人事と考えているドライバーがいる限り、首都圏など雪に弱い地域の雪害は無くならない。自分、他人の命にも関わってくる位の意識改革をしないと、何度も同じような事案は発生する。物流業界の2024問題もあってスタッドレスタイヤ調達のコストも厳しいとは思うが、せめてチェーンだけでもトラックに載せておいてほしい。
夏タイヤで、冬道走行しても、普通車でも、6000円程度の罰金のみだから、軽く考える人がいます。
もっと厳罰化にして、罰金軽自動車で1万5千、普通車で3万、大型車で5万さらに、全て反則6点にする。
その位必須です。
夏タイヤでの軽い気持ちでの冬道走行の危険性を、しっかり認識して貰う為に必須です。