■意外と多かったR34GT-Rの限定車は今や不動産級のプライス
販売された台数こそ少なかったものの、R34GT-Rには限定モデルも多く存在した。
前期モデル時代に販売されたミッドナイトパープルは色味の異なるIIとIIIがあったが、いずれも台数限定。
また、不人気だったことから途中でカタログ落ちしたが、初期モデルには黄色や赤のボディカラーの設定も。
限定ではなかったものの、いずれもきわめてレアな存在。その希少性が価格を押し上げる要素になっているかもしれない。
後期型のVスペックIIやMスペックは限定モデルではなかったが、VスペックIIはカーボンボンネットを採用。
乗り心地のよさにこだわったMスペックは専用色のシリカブレスを始め、本革シートなど専用装備も多い特別仕様。現在は限定車級の評価を受ける2モデルである。
そして最終限定車のニュルだ。N1エンジンが搭載された1000台限定モデル。
MスペックとVスペックIIが選べ、専用色のミレニアムジェイドも設定された。
販売終了直後からプレミア価格となり、現在、数千万円級の超高額で取引されているのはこのニュルであることが多い。なお、ニュルスペックと呼ぶ人もいるが、公式には「ニュル」であり、スペックは付かない。
現役時代は一番人気のR32と何かと比べられることが多かったR34。不遇の現役時代から絶版後は第二世代GT-Rを締めくくる栄光のモデルへ。重ね重ね数奇な運命である。
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