■CX-60にはロードスターのDNAを感じる!!
マツダは思いきりましたね!! FRプラットフォームと直6エンジンを新開発することで、新境地を切り開きました。
3.3Lディーゼルターボはトルクが凄い。1500rpmで最大トルクの56.1kgmを発揮するので動力性能のインパクトは絶大だし、アクセル操作にトルクが瞬時に反応してくれます。
大きな車体ながら操縦特性は同じマツダのロードスターによく似ています。コーナリングでは大きくロールさせながらもタイヤの接地面変化を小さく抑えるサスジオメトリーで、狙ったラインをしっかりとトレースしてくれます。
ステアギア比は比較的スローで操舵に対する車体の反応は穏やかですが、反応が遅れるわけではないのでイヤな感じではありません。初期モデルではリアサスの動きに突き上げを感じるという声もあったようですが、今回乗ったモデルでは、やや硬さは感じたものの、突き上げ感はありませんでした。
■完成度の高さが魅力的なレイバックとZR-V
レイバックはレヴォーグをベースに最低地上高を上げたクロスオーバー。エンジンや車体など、特別ではないのですが、スバルらしいクルマ作りで安定した「スバルの乗り味」を出しています。ベンツやBMWがどのモデルに乗ってもそのメーカーならではの「味」を出しているのと同様です。
スバルは既存の技術やアーキテクチャを磨き上げ、欠点や弱点を潰していくことで完成度を高めています。それが「スバルの味」を作り上げているのでしょう。
ストロークをたっぷり取った足はしなやかで、コーナリングではイン側のサスがス~ッと伸びてしっかりと接地。安定感があります。
1.8Lターボは177ps、30.6kgmで特段ハイパワーではないものの、CVTとのマッチングがよくシューっと上まで伸びていく感覚が気持ちよく、速さを感じます。レイバック、派手さはありませんが、いいクルマに仕上がっています。
ZR-Vも派手さはありませんが、いかにもホンダらしく操縦性が気持ちいいSUVです。サスストロークは小さめでロールも少なく操舵に対するレスポンスに優れます。
なによりもe:HEVの動力性能が気持ちいい。アクセルを踏み込むとエンジンが気持ちよく吹け上り、エンジン回転の上昇にリンクしたモーター駆動の加速が味わえます。
発進加速ではエンジンで駆動しているかと錯覚するほどスポーティ感を演出しています。センターコンソールやドアハンドル、パドルシフターなどの造形が美しく、触れたときの感触もバツグンです。
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今回改めて最新SUVに乗りましたが、e-POWERをうまく活かしたエクストレイルの高い操縦性には驚かされました。CX-60に感じたロードスターのDNAというのも新たな発見です。クラウンスポーツはもうひと頑張りですが、最新SUVはスポーティなドライビングを楽しめることを再確認できました!!
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