■ヴェゼルは上級グレードがコスパよし!!
●ホンダ ZR-V(304万9200~421万9600円)
パワーユニットは1.5Lターボと2Lエンジンを使ったハイブリッドのe:HEVを用意する。買い得グレードは実用装備を充実させたe:HEV・Xだ。価格はターボのXに比べて約35万円高いが、購入時の税額が安く、実質価格差は約24万円に縮まる。しかも加速はスムーズで動力性能も優れ推奨度が高い。
・イチオシグレード:e:HEV・X(FF)339万9000円
・コスパ指数:68点
●ホンダ ヴェゼル(239万9100~322万1900円)
1.5Lのノーマルエンジンも選べるが、グレードは装備のシンプルなGに限られる。豊富に用意されるのはハイブリッドのe:HEV搭載車だ。
最も買い得なグレードはe:HEV・Zになる。e:HEV・PLaYに比べると、パノラマルーフなどが装着されない代わりに、e:HEV・Z専用のLEDアクティブコーナリングライトなどが標準装着される。しかも価格は約42万円安い。
・イチオシグレード:e:HEV・Z(FF)300万1900円
・コスパ指数:80点
●日産 エクストレイル(351万100~474万8700円)
全車がハイブリッドのe-POWERを搭載する。エクストレイルの場合、後輪を専用のモーターで駆動する4WDの制御が綿密だ。そこで4WDのX・e-4ORCEを選ぶ。SOSコールなどはオプションだが、運転支援機能のプロパイロットは標準装着され、価格はG・e-4ORCEに比べて約70万円安い。
・イチオシグレード:X・e-4ORCE 404万9100円
・コスパ指数:65点
●三菱 アウトランダー(499万5100~602万3600円)
グレード間の装備の違いと価格差を見ると、上級グレードほど割安になり、最上級のPが一番買い得だ。
Pの価格はGの7人乗りに比べて43万3400円高いが、本革シート、BOSEプレミアムサウンドシステム、電動パノラマサンルーフなどオプション価格にして58万円相当の装備を加える。つまりGに複数のオプション装備を加えると、Pよりも割高な買い方になるから注意したい。
・イチオシグレード:P 602万3600円
・コスパ指数:73点
■スバルもマツダもコスパ抜群!!
●スバル クロストレック(266万2000~328万9000円)
グレードは2種類だ。クロストレックはオプション装備が豊富だから、価格が約41万円安いツーリングを選び、必要な装備を加える。
駆動方式は4WDを選ぶ。価格は2WDよりも22万円高いが、ヘッドランプウォッシャーなども併せて装着されているので、4WDの正味価格は約16万円に収まる。
・イチオシグレード:ツーリング(4WD)288万2000円
・コスパ指数:75点
●スバル フォレスター(306万9000~374万円)
買い得グレードはスポーツだ。1.8Lターボエンジンを搭載しながら、2Lマイルドハイブリッドのe-BOXERを搭載するアドバンスと比較して、価格の上乗せを6万6000円に抑えた。
アドバンスにはリアゲートの電動機能が標準装着されるが、動力性能の違いを考えるとスポーツが買い得だ。しかもWLTCモード燃費は、アドバンスが優れているものの、0.4km/Lしか違わない。
・イチオシグレード:スポーツ 346万5000円
・コスパ指数:88点
●マツダ CX-5(290万9500~422万5100円)
推奨度の高いパワーユニットは、2.2Lのクリーンディーゼルターボだ。最大トルクは45.9kgmだから2Lガソリンエンジンの2倍以上で、軽油価格の安さもあり、燃料代はガソリンの約70%ですむ。しかも車両価格は、ガソリンと比べて約32万円の上乗せに抑えた。
ディーゼルエンジンを搭載してニーズの高い装備を豊富に備えるXDブラックトーンエディションが買い得だ。
・イチオシグレード:XDブラックトーンエディション(4WD)378万9500円
・コスパ指数:85点
●マツダ CX-60(322万3000~646万2500円)
CX-60は後輪駆動のプラットフォームを備えたSUVだ。そこでCX-5などの前輪駆動車には搭載できない直列6気筒3.3Lクリーンディーゼルターボ搭載車を選ぶ。
グレードは、Sパッケージ以下ではインパネなどの質感が目立って下がるため、買い得グレードは中級のXD・Lパッケージになる。内装の質感は相応に高まり、ドライバー異常時対応システムなども標準装着する。
・イチオシグレード:XD・Lパッケージ(4WD)444万9500円
・コスパ指数:65点
コメント
コメントの使い方「コスパ」とおっしゃいますけど、
「パーフォーマンス」の評価がアバウト過ぎて
参考になりませんよ。
コスパという場合、性能をしっかり吟味したうえで価格が妥当かどうかという視点を期待したい。