新型エルグランドの存在が明らかになったが、まだまだ頑張る現行型エルグランドはいったいどうなのよ? ということで現役オーナーの編集部員が「これだけは辛抱ならん」というポイントをあげてみました。頼むから新型では改善しててくれ~!!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:日産
■あり得ない3列シート
まず最初に断っておきたいが、私はエルグランドが好きだ。アルファード/ヴェルファイアに乗り換えようと130回くらいは思ったことがあるが、それでもエルグランドに乗り続けている。
家族が増え、やむを得ないミニバンという選択においても、3.5LのVQ35エンジンのパワフルな加速は本当にハイウェイスターだった。
そんな大好きなエルグランドだが「もう辛抱ならん」というポイントが山ほどある。まず3列シートの収納だ。ライバルのアルファード/ヴェルファイアは左右に跳ね上げ式になっており、フロアの高さを抑えて長尺の観葉植物も搭載できる。
エルグランドときたらどうだ。スーツケースすら載せずらいし、前に倒した3列目のシートバックが斜めだから荷物が安定しない。
日産としては3列目を倒してまで荷物満載にするユーザー層は考えてなかったのか、北米ではそれくらいでよかったのか……。
■内装がプラスチッキーなのよ
エクステリアはあれこれ言う人も多いが個人的には低くてカッコいいと思っている。
もちろんルーフに向けてギュッと絞った台形の形状が気に入らないって人もいるが、それについてはアルファード/ヴェルファイアを選べばいいハナシ。
しかし内装だけはもう許せんレベル。とにかくパネル類はプラスチッキー。シフト周りのピアノブラック加飾は傷が目立つし、グレアも気になる。やっぱりこのあたりはトヨタが数段上手。
そしてシートは確実に大振り。体格にもよるがやっぱりアメリカンな雰囲気がムンムンしてきちゃう。マサチューセッツ州の一軒家のカウチに座っている気分になる。それくらいゆったりしているから、高速道路なんかでは疲れにくいのは嬉しいところ。
キャプテンシートは中折れ式のシートで、開発に相当な労力を費やしたと言われるだけに乗り心地は抜群。先代のアルファード/ヴェルファイアに勝っている数少ないポイントだったかもしれない。
まあいろいろ言ったものの、日産らしいリアマルチリンク式のサスペンションなど、走行性能については非常に高いクラスにあったのは間違いない。
次期型エルグランドではユーティリティの改善も含めてまた「キングオブミニバン」の座を掴んでほしい。
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