■現行型フォレスターもいまだにその魅力は失われず!
勘違いしてほしくないのだが、現行型フォレスターのハンドリング性は決して低くない。いや、むしろ2ピニオン電動パワステが採用されていなくても直進時のステアリングはほとんどブレることがないのだ。現行型もラック&ピニオン式の可変ギヤレシオステアリングという充分に凝ったシステムを採用している。
もちろん、新型フォレスターが2ピニオン電動パワステを採用することで動的質感を大幅に向上させ、部品コストや重量への費用対効果などの面から注目を浴びているのは間違いない。
では、モデル末期を迎えている日本の現行型5代目フォレスターの魅力度は落ちているのかと聞かれれば、決してそうではないと断言できると思う。ミドルSUVとしての総合的な実力、価格帯から考えるとややモデルスパン後期という現在の不利はあるにせよ、商品力はいまだに落ちていないからだ。
とはいえ、新型フォレスターにはこれまでのスバルSUVにないエクステリアデザインの斬新さもある。完熟となる現行型フォレスターを買うか、それとも全般的に基礎性能をアップさせてくるのは間違いないだろう。新型フォレスターを狙うのか。ユーザーには悩ましい時間をもたらすことになりそうだ。
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