期待がますます高まっているSUVといえば新型フォレスターだ。新型になると、いったいどこがどれだけ進化してくるのか、気になっているユーザーも多いことだろう。そこで基本性能の向上面について分析してみた。
文/ベストカーWeb編集部・渡邊龍生、写真/スバル、ベストカーWeb編集部
■ようやく新型フォレスターもSGP+フルインナーフレーム構造を採用へ
スバルの主力モデルのなかで唯一、旧世代のスバルグローバルプラットフォーム(SGP)のままなのが現行型5代目フォレスター。それが新しいスバルグローバルプラットフォーム+フルインナーフレーム構造になるとどう変わるのだろうか?
現在、スバル車のプラットフォームは2020年にFMCを受けて現行2代目に切り替わったレヴォーグを筆頭に、翌2021年に現行型となったWRX S4をはじめ、レガシィアウトバック、インプレッサ、クロストレックと主力モデルには軒並み「SGP+フルインナーフレーム構造」が採用されている。
考えてみれば、現行フォレスターは2018年登場の古参モデル。2020年以降に登場している現行スバルラインナップのなかではやや古さが目立つようになったのも致し方ないことだろう。
■輸入車に多い2ピニオン電動パワステだが……
しかし、新型フォレスターはそのあたりのネガな要因ももちろん解消して登場する。北米市場ではすでに2024年2月のシカゴショーで実車が展示されたように、作り込まれた新型フォレスターはデザインテイストがそれまでのスバル車とは変わったアプローチをされていることでも注目だ。
そして、この新型フォレスターで注目したいのはいよいよ、2ピニオン電動パワーステアリングが採用されていること。この2ピニオン電動パワステは現行型レヴォーグで初めて採用され、現在ではWRX S4、インプレッサ、クロストレックの各モデルに採用されている。
もともとは輸入車に採用されてきていた2ピニオン電動パワーステアリングだが、いったいどこがどのようにいいのだろうか? 導入するにあたってコストは間違いなくかかるのだが、スバルでは次のように説明している。
「電動パワステのモーターアシスト軸とドライバーのステアリング操作軸を別々にすることで、滑らかでリニアなステアリングフィールを実現。スポーティかつ上質な走りがポイント」だと。
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