ベテランだってチト怖い!? 鬼門!! [高速道路の合流]への恐怖心を払拭せよ!

■覚えておきたい危険な合流を強いられる場所

ベテランだってチト怖い!? 鬼門!! 高速道路の合流への恐怖心を払拭せよ!
首都高は加速車線が極端に短く、合流が極めて難しい箇所が多数。入れるほうも、入るほうも相応の慣れが必要だ……

 加速車線ではしっかり加速! は合流時に重要なこと。だが、世の中には加速車線がほとんどない合流場所もある。東京・神奈川エリアで有名な場所をふたつ紹介しておこう。

■昔は減速区間(出口)もほぼ直角だった…… 西湘バイパス・大磯東入口

 筆者の家のそばに、「西湘バイパス」と呼ばれる自動車専用道路がある。この辺りに住む人には有名な話だが、ここには世にも恐ろしい「加速区間ほぼゼロ、本線車道に即イン!」な合流がある。

 西湘バイパスの制限速度は区間によって50km/h~70 km/h。さらに海沿いで直線的な道路のため、本線車道を100km/h近くで走るクルマもけっこう多い。よって、覆面パトカーや白バイによる速度取り締まりの多い場所としても有名だ。

 この西湘バイパスには「大磯東の入口」があり、平塚方面への合流が問題のポイント。「大磯東IC」とは違う場所なので要注意!

 大磯東の入口には本線車道の数m手前に一時停止線があり、ここで一時停止した先に本線車道が左右に伸びている。先にも書いたが、本線車道には70~100km/hほどでビュンビュン飛ばしているクルマも走っている。それなのに「即イン!」なのである。

 自家用として使っている軽トラで遭遇してしまった時は、運転歴38年の筆者も戸惑った。「ホントにこの入り方で正しいのか? 合流できるのか?」と。

 一時停止後にクルマを少し左に向けてソロソロ進み、2速に入れてアクセルペダルをブンブンあおり……本線車道が空いた瞬間に即クラッチミート! 斜めに本線車道に入りつつアクセルペダルを目いっぱい踏んで加速。なのに、後方から来たクルマから「邪魔だ!」とばかりにパッシングを浴びた……。

 また、今は少し緩いカーブにはなったが、10年ほど前までは出口の減速区間もほぼなく、直角に一般道へ出るような構造だったので、これでも少しましにはなったといえるのだが(苦笑)。

■首都高速にも危険な合流あり! 首都高速5号池袋線・南池袋PA

 実は都内を走る首都高速にもそんなポイントがある。首都高速5号池袋線の上りにある「南池袋PAからの合流」がそれだ。

 ここも大磯東入口と似たり寄ったりで、加速車線は数m、その手前に一時停止線があるという地獄のような合流である。大磯東入口のように直交ではなく横に合流するからまだいい。だが、首都高速のためクルマの流れは非常に多い……。

 初めてここを訪れた時は「またアレかっ!?」とドキっとしたが、その時は加速に不満のないクルマだったし、一度ヤバい場所を経験していたのでなんなくクリアー!

「高速道路の合流に自信がない……」という人は、この「大磯東入口」「南池袋PA」の名前だけはアタマに入れておいてほしい。

 今回は初心者が最も苦手とする「高速道路の合流」について書いた。合流は、合流車が安全確認をしっかり行うことはもちろんだが、本線車も減速するなり事前に車線変更するなりした配慮や譲り合いが事故防止のためには重要なのではないかと思う。

 自分が初めて譲られた初心者の時は感謝の気持ちでいっぱいだった。自らも心を広くもった“譲れる側”になりたいものですね。

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