新型車が多く出てきて盛り上がりを見せる一方で、毎年少なからず生産を終了するクルマがある。かつては売れ筋だったのにどうしてこんなことになってしまったのか……その悲しくも仕方のない理由とは一体?
※本稿は2024年5月のものです
文:永田恵一/写真:トヨタ、ダイハツ、マツダ、ホンダ
初出:『ベストカー』2024年6月10日号
※本記事の絶版年は基本的に生産終了年としています
■2023年12月から半年の間に6車種が生産終了
フルモデルチェンジ、ブランニューモデルなど、新型車が華々しく登場する一方で、絶版になるモデルもそれなりにある。
ここ半年ほどを振り返っても、2023年12月にトヨタ カムリ、ダイハツ ブーン(トヨタ パッソは2023年9月、ひと足先に生産終了)、マツダ CX-8、2024年に入ってはホンダ Honda eが1月、そしてマツダ MAZDA6セダン&ワゴンが4月にそれぞれ生産終了となり、2024年組の販売は在庫分を残すのみとなっている。
■クルマが絶版になるさまざまな理由
クルマが絶版になる理由としては「売れなかった」(失敗ではないが、現代のクルマに必要な開発資源を考えると存続できないというケースも含む)、という販売面での理由が最も王道的。
ほかにも、そのモデルが属するジャンルに将来性がない、新たな後継車がある、ディーラー系列の統合などにより姉妹車の廃止というメーカーの都合、車種整理により社内で近いモデルとの統合、法対応が困難(必要な開発資源による可否は別問題として)といった理由が挙げられる。
そんな絶版になったクルマたちを愛し続けている人はいるし、現役時代には輝けなくても、あるきっかけで中古市場で人気になっているクルマも少なくない。ここで紹介した6車種も、きっとこれからも愛され続けるクルマとなっていくだろう。
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