フツーの顔して300馬力!! 前期型[WRX S4]がとうとう110万円台に! それでも後期型をオススメする理由とは

フツーの顔して300馬力!! 前期型[WRX S4]がとうとう110万円台に! それでも後期型をオススメする理由とは

 見た目は平凡だが、実は高性能なクルマを表す言葉、「羊の皮を被った狼」。スポーツカー然としたクルマよりこちらのほうが好きという人もいるだろう。エコ性能重視の近年、こういうクルマは激減しているが、中古車であれば充分探すことができる。ここでは初代スバル WRX S4の狙い目や中古相場をご紹介する。

※本稿は2024年6月のものです
文:伊達軍曹/写真:スバル、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年7月10日号

■中古車数は多いが後期型を狙いたい:スバル WRX S4(初代)

スバル WRX S4(初代)。2017年8月にマイナーチェンジ実施。2018年にはSTIスポーツが追加された
スバル WRX S4(初代)。2017年8月にマイナーチェンジ実施。2018年にはSTIスポーツが追加された

 初代レヴォーグと共通のFA20型2Lターボエンジンに大容量CVT「スポーツリニアトロニック」を組み合わせた4WDのスポーツセダン。FA20型エンジンの最高出力は、同世代のWRX STIとおおむね同等の300ps。

●中古車購入ポイントは?

 モデル全体としての中古車流通量は230台以上と豊富で、価格的にも安いものであれば、総額110万円程度から検討可能。

 とはいえ大幅改良前の前期型(アプライドA~C/2014年8月~2017年5月)は足がけっこう硬い。そのため、できれば2017年7月以降の大幅改良型(アプライドD)またはそれ以降の改良型を選びたい。その場合の予算目安は180万~290万円だ。

 「自分は硬めの前期型でもOKだぜ!」という人にも、少なくとも2015年6月30日からのアプライドB以降をお薦めしたい。

●スバル WRX S4(初代)
・中古相場:約110万〜490万円
・新車時価格:334.8万~474.1万円
・年式:2014~2021年
・入手しやすさ:★★★★★
・中古車オススメ度:★★★★☆

【画像ギャラリー】300psを発揮するスポーツセダン!! 大幅改良を受けた後期型が狙い目の初代スバル WRX S4(16枚)画像ギャラリー

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