■三菱
三菱といえばスタリオンだ。1990年以降のR32スカイラインGT-R独占状態となる以前のクラス1(ディビジョン3)は各メーカーのマシンが入り乱れて覇権争いをしていた。
グループAレース初年の1985年はR30型スカイラインとBMW635CSiの一騎討ち、最終戦インターTECには欧州からスタリオンが凱旋参戦。
そして翌1986年にはいよいよ本格的に三菱はワークス体制でスタリオンを送り込み、R30スカイラインRSとの熾烈な闘いを演じた。1987年には高橋国光/中谷明彦のドライブにより第1戦(西日本)、第2戦(西仙台)と連勝を飾る。
しかしトヨタ、日産がエボリューションモデルを投入して戦闘力を高めていったのに対し、スタリオンはエボモデルの投入を見送り相対的に戦闘力がダウン。1988年シーズンを最後に撤退した。
■輸入車勢
まずは開催初年度となった1985年、富士スピードウェイで開催された最終戦「インターTEC」に欧州王者のボルボ240ターボが参戦。ケタ違いの速さを見せつけ、ワンツーフィニッシュを達成。さらに翌1986年のインターTECで連覇を果たした。
1985年の初代グループAディビジョン3(クラス1)チャンピオンマシンは「世界一美しいクーペ」、BMW635CSi。第2、3戦で2連勝を達成した。
さらに1987年からはディビジョン3でフォードシエラRSコスワース/RS500が猛威を振るい、シリーズチャンピオンに輝いた。R31スカイラインとのバトルは今も語り継がれる。
また、ディビジョン2(クラス2)では初代BMW M3(E30型)が登場。以後、クラス2では1993年のグループA終了までM3のワンメイク状態となった。
【画像ギャラリー】グループAを駆け抜けた 選りすぐりの荒ぶる参戦サラブレッドたち(18枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方