【あおり運転防止に役立つ】高速道路「最低速度違反」取り締まり強化を!!

■海外の交通マナーから学ぶ、スマートな高速道路の走り方

 ちなみに、筆者は米国や欧州でステアリングを握る機会も多いが、欧州の高速道路マナーにはいつも感心する。まず大型貨物は右端を走行し、追い越し車線を走っている光景は見たことがない。

 さらに、追い越し車線を走行していて追いつくと、ほとんどの場合こちらがブレーキを踏んで減速する前に、走行車線に進路変更して走路を譲ってくれるのだ。

 ほとんどのドライバーが、常にきちんとバックミラーを確認していて、自車の周囲がどのような交通状況になっているのかを認識している。

 これは、速度無制限区間があるドイツではとても厳格に守られているように感じる。つまり、無制限区間があるような高速ゆえに、安全に走るすべをドライバーがしっかりと身につけているのだ。

 日本の話に戻そう。あおり運転が話題になってから前後の撮影が可能なドライブレコーダーが飛ぶように売れているそうだ。

 これは、搭載しているドライバーの交通マナーも正しくする効果があるのでいいことだろう。

 現在のところ、日本の高速道路の最低速度は50km/hだが、100km/h制限のエリアでは追い越し車線の最低速度は90km/hを目安に走行したい。そして追い越しが終わったら速やかに走行車線に戻りましょう。

 どうも日本人は、クルマに乗ると人が変わるらしい。我々レーシングドライバーにもそのようなレーサーがいた、いるが…、クルマに乗るとトランスフォーマーのようなもので、クルマというメタルスーツを身に着けているのだ。

 こうなると、防御本能が強くなり攻撃的になるという。アドレナリン、ドバドバッ!

 東北地震の時に見せた、民度の高い日本人のマナーとモラルを見せましょう。

ミラーを確認し、速いクルマが来たら道をゆずる。これだけでもあおり運転は減るだろう。追い越す側は、速度違反でパッシングするなどのあおり行為は言語道断だ

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