■トラバント以外にも個性派揃い。東欧の変わったクルマたち
●タトラ T603(チェコ)
1956年にチェコ(当時はチェコスロバキア)の自動車メーカー・タトラから発売された高級車がT603。
T603は造形の特異さが際立つが、特にヘッドライトの配置は独特であり、一度見ると忘れられない印象を残す。
車種としての寿命は長く、1956年から1975年まで製造されていた。
●ラーダ 2101(ロシア)
ソビエト連邦で1970~1988年に150万台以上が作られたという同国を代表する4ドアセダン。
製造はアフトヴァース(現ラーダ)だが、イタリア・フィアット 124のライセンス生産車であり、外見は124によく似ている。
しかし、国内の道路事情を考慮してエンジンはフィアット製からNAMI製になり、フレームを強化するとともにサスペンションのセッティングも見直されている。
●ザポロージェッツ ZAZ-965A(ウクライナ)
ウクライナがソビエト連邦の一員だった1960年に製造されたクルマがZAZ-965で、965Aはその改良版。
イタリアのフィアット 600を模倣したモデルであるが、車体とエンジンはすべて自社製であり、887ccのV4エンジンが搭載されていた。
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