■試乗はなぜか富士スピードウェイのショートサーキットで!
今回のレクサス試乗会、富士スピードウェイ場内で行われたのだけれど(LMは場内路。GXが特設悪路コース)、TXといえばミニサーキット! アメリカでの使い方とずいぶん違う(笑)。
この手のクルマだと想定外のコースコンディションと言っていい。大丈夫なのか? とはベテランのジャーナリストだと思わない。興味のほうが先立ち、最初からアクセル全開!
コーナーのターンインでフロントに荷重をかけてハンドルを切ると、少しばかり大きめのロールを伴う&やや後輪のイン側が浮き気味ながら、だからといってバランス崩すこともなし。
立ち上がりでアクセルを全開にすると、最初にモーターのアシストが立ち上がり、すぐブーストがかかり、ターボパワーで元気よく加速していく。驚いたことに普通に走って曲がって止まる!
■同カテゴリーのアメ車を凌ぐ走りの性能!
ボディの大きさはあまり感じない。つまり、ボディ剛性やブレーキの容量などキッチリ足りているということです。同じカテゴリーのアメリカ車と比べたら走りの性能で完全に2ランク上。
アメリカ勢、ボディもサスペンションもユルい。日本勢と比べたって1ランク上。欧州勢なら走りで同等。クルマの質感でひとクラス上といったイメージ。これならアメリカのユーザーも納得するかも。
インテリアは写真で見るとあまり広く感じないかもしれない。シートの座面や背もたれなど日本で売られているミニバンよりひと回り大きいため、サイズ感なし。
アメリカの家具を日本で使っている人なら理解していただけるだろうが、大きく見えないのに日本の部屋に持ち込んだらどうしようもないくらい場所を取る。それと同じ。座ってみたら、アメリカのソファのようにゆったりしてます。
■日本ではやはり売れないだろうが……
日本でTXは売れるか? 聞かれたら瞬時も迷わず「難しいでしょうね」と答える。我が国はやはりスライドドアです。そして1000万円の価格を付けるのなら、もう少し押し出しの強い(存在感と言い換えてもいい)のデザインが必要かと。
ただ、アメリカのお金持ちで、自分の子供をサッカー場まで送迎するクルマを選ぶというのなら、ショッピングリストのTOP3に入ると思う
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