新型フェアレディZといえばいまや入手もなかなか難しい名車だが、それでもGT-Rと日産の顔として双璧をなす1台だ。そんなZはチューニングの話題にも事欠かない。今回はフジツボのマフラー+フロントパイプを装備した1台とランデブーしてきたぞ。うーん、このサウンドたまらん!!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:小林岳夫
■やっぱりストリートでも迷惑にならない音色を
皆さんにとってフェアレディZはどんなクルマだろう? 読者アンケートなどをとっても常に上位にはフェアレディZの名前が入るほど、クルマ好きにとっては夢であり、そしてロマンでもある車種なのは間違いない。
担当もそれこそ『湾岸ミッドナイト』のS30はもちろんのこと、Z32の超絶スタイリッシュな姿、Z33のコンバーチブルの感動などなどフェアレディZとの思い出は数知れず。
そんなZ、ハコ車レースでは同時代を生きたスカイラインGT-Rほど強烈なイメージはないのだが、チューニングカーではそのマッシブな走りが多くのファンを魅了してきた。
今回はフジツボの新作マフラー「A-RM(エーアールエム)」を装着した新型フェアレディZを首都高に連れ出してみた。
もちろんフジツボの製品は競技専用品を除いてすべて保安基準対応だから、車検もバッチリ大丈夫なのが嬉しい。
■アイドリングサウンドから上質でいい音
担当の前に現れたのは真っ赤なフェアレディZ。要所要所にフジツボのロゴが見えるが、これ見よがしではなく凝視しないと見えない色使いがこれまたかっこいい。
年々厳しくなってくる騒音規制だが、フジツボもそれに対応したマフラーを開発し製品化している。そのなかでアイドリング排気騒音は純正57dBから69dBに上がっている。
数値だけ見るとかなり大きなサウンドに聞こえるかもしれないが、実際はノイズが抑えられV6エンジンらしい低音サウンドを奏でている。うーん、かっこいいぞ。
そしてこのテールパイプの存在感とステンレスのヘアラインの美しさ。目でも楽しめるのがフジツボのいいところ。ニッポンの職人技で作られているのが嬉しい。
今回は撮影のお供にMCRのデモカーであるR32GT-Rも登場。こちらもフジツボのマフラーを装着しているが、なんせMCR代表の小林さんと聞けば首都高界隈では「泣く子も黙る」存在。ビビりまくる編集部員。
しかし今回の取材に帯同してくれたMCRメカニックのナツさんは「当然ですが首都高は走っちゃダメと小林に言われています。サーキットを走っていますよ」という優しいお方でした。
ということで新型フェアレディZとR32のランデブーといきましょう!!!
※もちろん超安全運転です
■爆音なんてもう古い価値観!! シットリサウンドに感嘆する
ひと昔前のマフラーといえば常に爆音、周囲の迷惑も顧みない音が多かった。2000年代に入り、直管なんてもってのほか、車検対応マフラーでもサーキットを走れる時代に突入した。フジツボは早い段階で「レガリスR」など、安くて、車検も安心なマフラーを作ってきた歴史がある。
もちろん今回の「A-RM」もトレンドは押さえてあって、気持ちのいい回転域でしっかりとサウンドを奏でているぞ。80km/hの道路でもギアを1段下げれば「グォォォォーーーン」という音色が響き渡る。ターボエンジンらしいサウンドはさすがのひと言。
首都高をクルージングしてみたのだが、いわゆる見せつけるサウンドというわけではなく、自身の高揚感をどんどん高めてくれるものという印象だ。
R32の直6の野太いサウンドと、史上最強スペックのV6サウンドのハーモニーを聞けたのは役得とは言えとても感動的だ。
首都高でルーレット族なんてのが騒がれるここ数年。法定速度で走ってもこんだけ豊富な音色で楽しませてくれるんだから、フジツボマフラーはマストかもよ? 電動化と叫ばれて久しいけど、やっぱり音がないクルマはつまらないよね。
そうそう、フジツボのマフラは「音だけ」なんてことはないので安心を。自社測定でパワーは5.7kWアップ、トルクも約13Nmもアップ。気になる価格はマフラー「A-RM」は21万1200円、デモカーに装着のフロントパイプは6万8200円。どうせならセットで組んじゃいましょ!!
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