めくるめくプロフェッショナルの世界!!
ということで、これらの出品車を個々に紹介するが、架装物・特装車・トレーラをマジマジと見られる機会はあまりないので、ショーでぜひ実物をご覧ください。
☆極東開発工業
「10tリヤダンプトラック(耐摩耗鋼板)・スケールダンプ仕様」
最新の大型ダンプ用ボディ。ダンプボディの荷台本体に耐摩耗鋼板・HARDOXを採用したことで、高い強度と軽量化を両立、名実ともに積載量10トンを確保する。出品車は、ダンプボディに加えて、計量装置(シャフト式ロードセル)も搭載した、スケールダンプ仕様となっている。
☆自動車精工
「バラ積み飼料運搬車」
畜産用配合飼料を運ぶ特装車。出品車は車両総重量22トン・3軸6×4シャシーベースの容量28立方mタンク仕様。排出用ブームおよび排出装置なども搭載する。タンク内は複数の「室」で分割されるが、その仕切りごとにシャッターを設け、配送先サイロの容量に合った量を配送することができる。なお、飼料運搬車の90%はオーダーメイド仕様だ。
☆東邦車輛
「ステアリングポールトレーラ」
ポールトレーラとは、長尺品輸送のためのトレーラ(被けん引車)の一種。出品するのは、3本の車軸を備える「PP32B3K2D1AS」という型式をもつ最大積載量21トン車で、最後尾の3軸目に操向機能を搭載して小回り性能を確保したもの。
「16輪ステアリングトレーラ」(部分展示)
建設機械など重量物運搬用2軸16輪セミトレーラの「後方部分」を展示する。こちらは2軸とも操向機能を備えており、都市部のビル・マンション建て替え工事など、狭小な現場へも進入可能としている。
☆トレーラーハウスデベロップメント
「低床トイレキューブ」
小型トレーラハウスの内装を、車いすでも利用しやすい優先トイレへアレンジ。床面地上高約40cmの低床2軸シャシーを開発、スライドドアや室内での車いす転回を考慮した室内レイアウトなど、バリアフリー設計を採り入れた。ルームエアコンはじめ、ベビーベッド、ベビーチェアも設置している。
☆日本トレクス
「スワップ冷凍バンボディ・コンセプト」(参考出品)
トラックの荷台を分離可能とした「スワップボディコンテナ」の冷凍タイプで、出品するのはその進化タイプ。断熱ボディは、フロアとドアを含め6面体すべてに断熱パネル・パネクトを採用。さらにFRP製アウターパネル、庫内のステンレス製エアリブなどで、コンテナの耐久性を高めている。大型低床4軸のスワップボディキャリアと併せて展示する。
☆日本フルハーフ
「ダブル連結トラック対応フルトレーラ」(参考出品)
連結全長25mダブル連結トラックのうち、被牽引車側となるウイングトレーラを出品。ウイングトレーラ自体は2軸セミトレーラ(全長11.6m)だが、脱着式1軸ドーリを装着して「3軸ドーリ式フルトレーラ」のスタイルとし、その上で、フルトラクタとなる大型低床4軸トラックと連結する。慣性ステアリング機構の採用で、旋回性能基準への適合とメンテナンス性を両立させた点も特徴だ。
☆花見台自動車
「セフテーローダ・グライドIV(フォー)」(参考出品)
1台積スライド車載車セフテーローダ・シリーズ最新の超ローアングルモデル。短いリアオーバーハングかつテールゲートのない一般車載車仕様とし、積載性と運転のしやすさ、シンプルな外観を実現している。荷台後端には、独自技術のアジャストローラーを装着しており、ある程度の不整地路面でも積み降ろし作業が可能となっている。
☆浜名ワークス
「3台積キャリアカー」
新発想の車両運搬車(キャリアカー)。「自動移動フロア」をキャブ上積載デッキに採用したのが特徴で、クルマを積みこんだ荷台の昇降・スライドがワンタッチ操作で行なえる。キャブ上という高所での積込車両の乗降や、不安定な姿勢での固縛作業を一掃しながら、3台積みを両立することで、業務環境の向上による人材確保と輸送効率の維持を目指している。
☆矢野特殊自動車
「大型温度管理車マルチアクティブウイングXF」
様々な輸送ニーズに1台で対応できる「次世代ウイング車」の提案。荷役効率に優れたウイング車ながら、常温帯、生鮮帯に留まらず、冷凍車で運ぶような低温帯まで、幅広い庫内温度帯を維持する架装車体を実現。ドライバーの安全と省力化を支援する「技ありアイテム」も多数装着して出品する。
☆山田車体工業
「フルリフトFLAP温度管理仕様」
精密機械や美術品などの輸送に対応した特別なウイング車。ボディ骨格には、ステンレス溶接を多用した強靭かつ密閉性の高い構造とした上で、ルーフが700mm上昇するリフト機能により背の高い荷物の荷役性を確保。さらに、自社開発のCFRP製サンドイッチパネルなど断熱構造も適用し、安定した温度管理機能を備えている。