ドイツのBMWは、同グループの実際の物流において電気駆動の車軸を追加した電動セミトレーラ「eトレーラ」の試験を実施した。
このトレーラはトレーラ・ダイナミクス社が開発したもので、ディーゼル車とeトレーラの組み合わせでは長距離輸送で48%もの燃料削減効果を確認したという。また電動トラクタと組み合わせた場合、無充電で600km以上を走行可能となった。
トレーラに電動アクスルを追加する試みは他社も推進しており、欧州ではそのための法改正も行なわれた。既存のフリートを維持しながら燃料消費量(コスト)の削減と脱炭素を同時に推進することができる電動トレーラの可能性が拡がっている。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/BMW Group