インパネに「スマートダッシュ」採用
インパネには、2つの大型カラー液晶ディスプレイで構成される「スマートダッシュ」が新たに標準装備となる。
1つ目のディスプレイは、従来のメーターパネルの代わりとなるもので、スピードメーターやタコメーターなどの計器類を表示するとともに、先進ドライバー支援システム(ADAS)に関する表示も統合されている。なお、新モデルでは、ミリ波レーダーを用いたBSIS(側方衝突警報装置)やリアビューカメラが、新たに標準装備となっている。
2つ目のディスプレイは、ダッシュボードの中央に位置する「センターインフォメーションディスプレイ」で、すべてのインフォテインメント機能を統合しており、操作もタッチ・スクリーン式となっている。
デジタルツールとドライバーズアプリも導入
スカニアジャパンでは、オンラインプラットフォーム「My Scania(マイスカニア)」の展開も開始する。
主に運行管理者向けの「My Scania」は、パソコンやスマートフォンから、スカニア車の運行状況・車両状態やドライバーの安全運転・省燃費運転の様子をリアルタイムで情報が取得できるテレマティクスだ。あらかじめ点検・整備予定日を登録することで、メンテナンス計画を踏まえた配車管理も可能である。また、スカニア以外のアプリ連携も可能という。
ドライバー向けには、スマホ用アプリ「スカニア・ドライバーズ・アプリ」の提供も開始する。このアプリにはドライバー運転評価機能を実装するほか、乗務する車両の運行前点検チェックリスト、ヒーターのリモートコントロール操作機能(ON/OFFおよびタイマー操作)、不具合レポート機能、サービス拠点への案内機能などが用意される。
スカニアジャパンでは、クラス最高レベルの燃費性能による輸送コストの削減と、ドライバーにより快適でより安全な運転環境を提供することで、「スカニアSUPER」が日本の物流業界の2024年問題に一つの解決策をもたらすトラックだとしている。
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