昨今のクルマには、Dレンジでアイドリング中に燃料カットをしてくれる「ニュートラルアイドル制御」があるため、燃料カットのないNレンジではかえって燃費が悪化する(PHOTO:Adobe Stock_One)
下り坂でNレンジを使うと燃費がよくなるという説もあるが、これも間違い。Nレンジであることでエンジンブレーキが使えないためにフットブレーキを使い続けることになってしまい、フェード現象やベーパーロック現象に陥ってしまうおそれもある(PHOTO:写真AC_メイさんぽ)
ハイブリッド車の場合は、Nレンジでは回生充電がされない、というデメリットが(PHOTO:Adobe Stock_Paylessimages)
Nレンジで信号待ちをすることは、誤発進に繋がるおそれが(PHOTO:Adobe Stock_tarou230)
「信号待ちでブレーキペダルを踏み続けると右足が疲れる」というケースについても、昨今は、「オートブレーキホールド」を搭載するクルマが増えているため、Nレンジをわざわざ使う必要はない(PHOTO:写真AC_beauty-hold)
いまもNレンジが用意されている理由は、非常事態に対応するため。クルマが自力で動くことができなくなったとき、Nレンジであればレッカー移動ができたり、人力で押したりしてクルマを動かすことができる(PHOTO:写真AC_朱日)
Nレンジを信号待ちで使うべき明確な理由は、少なくとも現代のクルマにはない。信号で停止する際は、Dレンジのまま、待機しよう(PHOTO:Adobe Stock_show999)