■まだだ、内燃機関はまだ終わらんよ!! 1車種につき1基の超贅沢な専用エンジン
日産GT-R。当然ながら専用設定&手組エンジンである。ポート噴射という旧世代のエンジンながら、扱いやすいトルク特性を持つ市販車スペックで600psと強力! 日産最後にして最高のエンジンだと思う。欲しい人は早めの入手を
●VR38DETT……V6DOHCツインターボ 3799cc、570ps 65.0kgm(標準)
ホンダNSX。デビュー時から507psを出してきた。本来ならドンドン出力を上げて、世界のスーパーカーたちと勝負したかったことだろう。未完の大器と言えるかもしれません。高回転まで引っ張ると素晴らしいエンジンフィールです
●JNC……V6DOHCツインターボ 3492cc、507ps 56.1kgm
日産スカイライン400R。エンジン自体はVR38ほど気合いが入っていないものの、排気量当たりのトルクはNSXのJNCに匹敵するレベル。アクセルレスポンスも良好だ。こんなエンジンを大宣伝しないで出してくるあたりに日産の奥行きが出る
●VR30DDTT……V6DOHCツインターボ 2997cc、405ps 48.4kgm
レクサスLS。今までレクサスLS専用エンジンだったけれど、新型ランドクルーザーにも搭載された。今後搭載モデルが増えていくかもしれない。5L級のV8エンジンのダウンサイジングターボという位置付けになります
●V35A-FTS……V6DOHCツインターボ 3444cc、422ps 61.2kgm
トヨタGR86。新型86/BRZに搭載されるエンジンながら、FA型はスバルの新世代パワーユニットのため多くの車種に搭載されている。86/BRZ用の違いは耐久性のある直噴+ポート噴射というトヨタの技術を取り入れていること
●FA24……フラット4 DOHC 2387cc、235ps 25.5kgm
トヨタGRヤリス。トヨタが最新の技術を投入して作ったスポーツエンジン。高いポテンシャルを持っていることはわかっているものの、いまだ進化の途中にあると考えていい。遠からず300psオーバーのスペシャルモデルも出てくるかも
●G16E-GTS……直3DOHCターボ 1618cc、272ps 37.7kgm
スズキ スイフトスポーツ。基本的にはライトチューンのスポーツエンジンという位置付けながら、欧州ではラリー用にチューンアップされた高性能版が登場してきている。案外素性のいいエンジンかもしれません。スズキの情報って少ないです
●K14C……直4DOHCターボ 1371cc、140ps 23.4kgm
日産 マーチNISMO S。専用エンジンではあるけれど、リッターあたり出力は77psしかない。クラシカルかつオーソドックスな、普通のエンジンをベースにしたライトチューンだと思えば間違いない。とはいえ乗ると案外面白いです
●HR15DE……直4DOHC 1498cc、116ps 15.9kgm
レクサスLFA。構造も素材もほとんどレース用スペックという日本製エンジンの最高傑作を載せていた
●1LR-GUE……V10 DOHC 4805cc、560ps 48.9kgm