ヘッドレストは休憩所ではありません
後部座席のヘッドレストは保安基準で規定がないものの、衝突の衝撃から頭や首を守るという役割は同じだ(Di Studio@AdobeStock)
トヨタ アルファードのエグゼクティブラウンジシート。これだけラグジュアリー感があると「ヘッドレスト=頭の休息所」と誤解しても仕方がないが、ヘッドレストのレストはRestraint(拘束)の略。頭部を拘束し、衝突の衝撃から乗員の頭や首を守るという重要な役割がある
日産 ノートオーラのヘッドレスト側面。最近ではこのようにスピーカーを内蔵したり、あるいはヘッドレスト背面にLEDモニターを装着したりといった副次的な使いかたも見られる
トヨタ センチュリーの後席。頭部の保護という本来の役割に加えて、乗員の快適さを追求する形状となっている
センチュリーにはディーラーオプションとしてハーフシートカバーも用意される。往年の高級セダンには必須ともいえる装備だった
2023年12月に日本での販売を開始した高級ミニバン、レクサス LM(4人乗り仕様)の後席。シートの幅とそれほど変わらない大きなヘッドレストを装備
2024年5月に追加されたレクサス LM(6人乗り仕様)の3列目シート。4人乗り仕様の後席と比較すると意外と簡素なヘッドレスト