北米で新型レクサスESが発表された。ジャパンモビリティショーでもアナウンスされた通り、BEVとHEVが選べる便利仕様だが、ポイントはマルチパスウェイ・プラットフォームにある。実はこの車台、カムリやRAV4、アルヴェルも使うTNGA-Kがベース。だったらいろんなトヨタ車でBEVが作れるんじゃなかろうか!?
文:ベストカーWeb編集部/写真:レクサス
【画像ギャラリー】屋根がほぼ全部開くレクサスESのパノラマルーフを見て!(37枚)画像ギャラリーBEVを先行発売し後からHEVが加わる新型ES
2026年モデルとして登場する第8世代のレクサスESは、ブランドの電動化戦略を象徴する極めて重要な一台だ。2025年4月の上海モーターショーでそのベールを脱いだ新型ESは、流麗なLF-ZCコンセプトにインスパイアされたスタイリングをまとい、ついに市場へと放たれる。
新型ESでは、ブランド初となるバッテリーEV(BEV)モデルであるES 350eとES 500eが先行して販売開始されたが、まもなくハイブリッドモデルであるES 350hもラインナップに加わる。双方は共通のプラットフォームを採用しており、同一車台で構造の異なる両車が効率よく作り分けられるメリットは計り知れない。今回の新型ESが提示した最大のトピックは、まさにその心臓部を支える土台にある。
魔法の骨格!? マルチパスウェイ・プラットフォームの正体
新型ESが採用したのは、BEVにもハイブリッドにも対応する「マルチパスウェイ・プラットフォーム」。完全新開発の汎用シャシーかと思いきや、実はこれ、熟成の「TNGA-K」プラットフォームの進化版なのである。
TNGA-Kといえば、カムリやRAV4、さらにはアルファード/ヴェルファイア、はてはセンチュリーSUVまでが採用するトヨタの横置きエンジン用主力プラットフォーム。新型ESでは、この慣れ親しんだ骨格をベースに、床下に74.7kWhのリチウムイオンバッテリーを敷き詰められるよう改良を施した。
BEV専用設計ではないものの、第7世代比でホイールベースを3.1インチ延長し、全幅も2.2インチ拡大することで、居住空間とバッテリー搭載スペースを両立させている。既存の生産設備や知見を活かしつつBEV化できるメリットは、コストや信頼性の面で計り知れない。
【画像ギャラリー】屋根がほぼ全部開くレクサスESのパノラマルーフを見て!(37枚)画像ギャラリー次期カムリBEV誕生の現実味とセダン復権への期待
このマルチパスウェイ・プラットフォームは、今後のトヨタ・レクサスの強力な武器となりそうだ。このプラットフォームを活用した例はESだけではない。2026年2月11日に北米で発表されたハイランダーのBEVモデルも実はマルチパスウェイ・プラットフォームなのだ。
今後はこのような、BEVとHEVが両方ラインナップするトヨタ車/レクサス車が増えることは想像に難くない。ESが出たなら、クルマ好きとしては兄弟車であるカムリの動向が気になる。
現在のカムリはハイブリッド専用車として北米などで高い人気を誇っているが、マルチパスウェイ・プラットフォームが横展開されれば、世界戦略車としてのカムリの価値はさらに高まることは確実。トヨタの「手の内」にあるプラットフォームを使い倒すこの戦略、マルチパスウェイ・プラットフォームには未来しか感じない!








































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