ホンダNSX最終仕様ひと足先に米国で発表!! …や…、安くね??

■豪華すぎる「Type S」の仕様向上

 以下は8月13日(アメリカ・カリフォルニア州モントレー現地時間)に公表された、NSX最終仕様「Type S」のハイライト(仕様要点)。

・350台の限定生産で、そのうちアメリカ国内仕様は300台
・システム最高出力とシステム最大トルクは(従来型573hp/476 lb.-ftに対して)600 hp(+27hp)および492 lb.ft(+16 lb.ft)に向上
(従来の日本仕様は581PS(573hp)、646 Nm(476lb.ft)なので、日本仕様も同程度の出力トルク向上が見込まれる)
・鈴鹿サーキットのラップタイムをNSX 2021年仕様よりも2秒速く走る
・パワートレインはターボチャージャーをNSX「GT3 Evoレースカー」と共有し、ブースト圧6%増加、バッテリー容量20%増加、バッテリー出力10%の増加
・トランスミッションは9速DCTを再調整し、シフト応答を50%高速化、新型ラピッドダウンシフトモードを装備

ボディカラーは新採用ゴッサムグレーのマットメタリックがイメージカラーとなるが(70台限定)、それ以外ももちろん選べる。赤もいいですねえ…
ボディカラーは新採用ゴッサムグレーのマットメタリックがイメージカラーとなるが(70台限定)、それ以外ももちろん選べる。赤もいいですねえ…

・新デザインのスプリット5スポークホイール採用
・「TypeS」専用に新開発されたピレリ「P-Zero」タイヤを装着
・エンジン冷却を向上させるため新エクステリアデザイン採用
・カーボン製リアディフューザー、カーボンルーフ採用
・「軽量仕様(ライトウェイトパッケージ)」にはカーボンセラミックブレーキ、カーボン製エンジンカバー、カーボン製インテリアトリムが装着され、総重量が約57.8ポンド(26.2kg)軽減
・新採用ゴッサムグレーのマットメタリック(ボディカラー)は「Type S」の総生産台数350台のうち70台に制限される

・内装にも特別装備として、アルカンターラ地のライナー、グローブコンパートメントに刺繍された「Type S」のロゴ、ヘッドレストにエンボス加工されたNSXロゴ、コントラストステッチなどが施される

 以上、「これでもか」と盛りに盛られた内容。

発表された仕様内容だけでも大きく手が入っていることがわかる。これ、日本仕様の30台はすぐ売れてしまうとしても、北米仕様を買っても大正解になりそう
発表された仕様内容だけでも大きく手が入っていることがわかる。これ、日本仕様の30台はすぐ売れてしまうとしても、北米仕様を買っても大正解になりそう

 さて最後に、ポイントとなる車両本体価格だが、もともと北米版(アキュラ版)NSXはベースグレードが15万7500ドル(日本円で約1750万円)と、日本仕様(2420万円)よりかなり割安。たとえばType Sがこのベースに約100万円(1万ドル)値上がりしたとして、日本仕様が2520万円で売り出されたとしたら、(絶対値としては高額だが)内容を考えるとかなりのバーゲンプライス。

 どっちみちこれが最終仕様と公言しているので即完売&値上がり必至の最終仕様。それでも日本仕様の本体価格はいくらになるのか。8月末頃には判明します。

【画像ギャラリー】内装も走行シーンも!! NSX最終仕様Type S(北米仕様)の絢爛豪華な全写真(32枚)画像ギャラリー

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