■コペンのハードトップクーペは60万円高
2019年1月11日に開幕する東京モーターショー、毎年多彩なコンセプトカーやかなり具体的な市販前提車をいきなり出品して会場の注目を集めるダイハツブース。今回も「え、これ出品するの??」というかなり突飛な(失礼)出品車を用意してきた。
最大の注目車はいきなり「200台限定で市販しちゃいます」と発表した、コペンのクーペバージョン。
3年前の東京オートサロン2016に出品したコンセプトカーを商品化したもので、CFRP製のハードトップを装着した本格クーペ。開閉式のガラスハッチを採用しており、荷物の出し入れができる。
上級グレードである「セロ」をベースに製作されており、価格は約60万円高の248万4000円(CVT)。
購入応募受け付けは2019年1月11日14時から特設サイトで開始される(200台を上回る応募があった場合は抽選となり、当選した場合は2月下旬以降に販売会社で商談、注文。納車は2019年4月以降を予定している)。
MOMO製革巻ステアリングホイールやBBS製鍛造アルミホイール、世界初となる曇りにくいガラス(防曇コート付きフロントガラス)「wXeview」を採用した。
買う、買わないに関わらず、会場に訪れたならひと目は見たいクルマ。
■ダイハツブースには夢がある
さらにそのほかの出品車も多彩で、特に会場で人気を集めそうなのが「トール カスタム プレミアムVer.」。大胆なグリル造形と鋭いライト周りの意匠を採用しており、いやいくらド派手なフロントグリルがミニバン界で流行だからといって、さすがにこれはやりすぎなんじゃ……などと思ってしまう。
これ、(ド派手グリルで売れているアルファードやエスクァイアをラインアップに持つ)トヨタへの挑戦でしょうか。だとしたら面白いのでぜひ市販してほしいです。
また、2018年6月にデビューし、「無印良品みたいでかわいい」とWebで話題になったミラトコットの「スポルザ Ver.」もダイハツならでは。
思い起こせば約1年前、前々回の東京オートサロン2017にダイハツは往年のシャレードデトマソやTR-XXを彷彿とさせる「スポルザブーン」、「スポルザコペン」、さらに「トール スポルザVer.」と「ムーヴキャンバス スポルザVer.」を出品、翌年2018には「ミライーススポルザVer.」と「ブーンスポルトパッケージ」を出品している。いずれも会場では多くの「市販してほしい」という声を集め、2017年10月には「ブーン スポルザ リミテッドパッケージ」が市販に至っている。
つまり今回のこの「ミラトコット スポルザ Ver.」も、会場で人気が高ければ市販される可能性が充分ある、ということ。
いやー、ダイハツの市販車には夢がある。ぜひ今回の出品車の中からも、市販にいたるモデルが出てほしい。
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