2022年11月29日、トヨタはアクアの一部改良を発表、同時に「意のままの走りと機能美あるデザイン」を追求した「GR SPORT」を発表した。強化されたスポーティ性と走りの内容をチェック!
●トヨタ アクアGR SPORTのここがポイント
・フロア下2カ所のトンネルブレース、リアバンパーリインフォースでボディ剛性強化
・サスペンションは前後とも専用チューン。さまざまな路面に追従する足回りに
・操舵フィール向上、クルマとの一体感ある走りを目的に電動パワステも専用チューン
・バンパー、ホイール、シート、ステアリングなど専用内外装部品の装備で特別感を演出
※本稿は2022年12月のものです
文/ベストカー編集部、写真/TOYOTA、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年1月10日号
■アクアGR SPORTは一体感のある走りを実現!
2021年7月に登場した現行2代目アクア。
初代にあった軽々しさが消え、よくできたコンパクトとなったが、反面スポーティさという点で語れば、ややおとなしくなった感もあった。
だが、その印象はこのモデルには当てはまらない。そう、アクアGRスポーツの登場だ。
開口面積の大きなグリルを与えられたフロントフェイスや、専用17インチホイールといった外観に目が行くが、このモデルのウリはなんといっても中身。
操縦安定性の向上とフラットな乗り心地の獲得のため、フロア下2カ所にトンネルブレースを、さらに車体後部にリアバンパーリインフォースを追加。
ベースのアクアが持つ高いボディ剛性が、一段階高いものに引き上げられた。
また、優れた操舵応答性と適切な車両姿勢、質感の高い乗り心地の高次元でのバランスを狙い、サスペンションは前後とも専用チューニングが施されたものを採用。さまざまな路面に追従する足回りに磨き上げられている。
そのほか電動パワステにも専用チューニングが施され、操舵フィールの向上、クルマとの一体感のある走りを実現。
「POWER+」モードを選択すればステアリングの手応えが増し、さらなるスポーツフィールの体感が可能だ。
体をしっかりサポートする専用表皮採用のスポーティシートのほか、専用本革ステアリング、アルミペダルといった内装からも特別感を感じさせてくれるアクアGRスポーツ。
大人5人がしっかり乗れて、走る気持ちにも応えてくれる、欲張りコンパクトだ。
●トヨタ アクアGR SPORT主要諸元
・全長:4095mm
・全幅:1695mm
・全高:1485mm
・ホイールベース:2600mm
・車両重量:1150kg
・エンジン:直3 DOHC
・総排気量:1490cc
・エンジン出力:91ps/12.2kgm
・モーター出力:80ps/14.4kgm
・トランスミッション:電気式無段変速機
・WLTCモード燃費:29.3km/L
・価格:259万5000円
※アクア価格帯:199万7000円~259万8000円
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